オンライン英会話の初心者こそスピーキングの練習を!
私は仕事で使う機会があるので、オンライン英会話を利用して英会話を上達させましたが、初心者だったときの経験をお伝えしたいと思います。
オンライン英会話の初心者は、お金を使ってスピーキングする機会を作っているのに、沈黙になってしまうことがあると思います。
私は結構ありました。
沈黙の時間がもったいないと思いました。
そこで、初心者の頃は、オンライン英会話でスピーキングの練習をするためのスピーキングの練習もしていました(笑)
振り返ってみると、その努力は無駄ではなかったと思います。
トライしてきた練習をお伝えしますので、よかったら、参考にしてください。
練習する上でのキーワードがあります。
・英語で考える
・自分に話しかける
英語で考える
突然ですが質問です。
「これは英語で何と言いますか?」
と言って、本を見せられたとき、初心者といえども「ブック(Book)」はすんなりと出てくるのではないでしょうか?
同じように、「ハロー」とか「サンキュー」はすんなりと出てくるのではないでしょうか?
何故かと言うと、無意識レベルで「英語で考えている」からです。
逆に言うと、「日本語で考えていない」からです。
初心者の英会話で沈黙が起きるときは、単語そのものを知らないこともあるでしょうが、単語を知っていても、言葉として組み立てるときに、日本語で最初に組み立てて、それから英語に組み立て直すので、沈黙が起きます。
これを克服するのは、結局「慣れ」ですが、オンライン英会話の25分を有効に使うためにも、自習して「慣れ」を進めるのがいいと思います。
この「英語で考える」を促進するトレーニングが、一部のオンライン英会話で取り入れているカランメソッドですが、これと同じ効果を狙って私が取り組んでいたのが、どんどん話すための瞬間英作文トレーニング (CD BOOK)や、瞬時に出てくる英会話フレーズ大特訓 を使って短いフレーズを読み上げる練習でした。
ネイティブの読み上げの音源も付いていますので、読み上げに続いて、ネイティブっぽく発音を真似てリピートするのが効果的です。
これは強調しておきますが、スピーキングを上達させる為には、リスニングの訓練は必須です。
オンライン英会話をしている人でしたら、例えばレアジョブでしたら、デイリーニュースの教材には音声の読み上げがありますので、それを使って耳を鍛えましょう。
と、同時に、所謂オーバーラッピングでネイティブの読み上げに続けて、音読するという練習をすると効果的です。
このセットは習慣にし易いですし、オススメですね。
無料で出来る教材がネット上にはあります。例えば、
アメリカのニュースサイトVoice of Americaが英語学習者向けに編集しています。
初心者が聞き取り易いスピードだと思います。
動画上に字幕と訳を表示し、さらに難しい語彙にはルビ訳を添えてありますので、しっかりと勉強ができます。
ルビ訳はユーザーの英語レベルに合わせて表示でき、文構造を添えることも可能です。再生速度変更や全画面表示にも対応です。
*全動画視聴プランは有料です。
他にも、Youtube で検索すれば、あなた好みの教材が無料で手に入るのではないでしょうか。
テキストはありませんが、リスニングやシャドーイングの練習は出来るし、コンテンツが面白いので楽しめるということで、こちらも紹介しておきます。
外国人に日本を宣伝するような意図を感じる番組です。
毎日のニュースもコンスタントに放送していますので、出社前に30分見てから会社に行くのが習慣になっていた時期もありました。
非ネイティブ講師の提案
オンライン英会話の講師に(その人は昼間の仕事は高校の英語教諭というプロです)、英会話の上達のコツは何ですか?と聞いてみました。
「友達と英語で積極的に話すこと」と自分の体験を教えてくれました。
それから、私が、そういう場がないからオンライン英会話を受けているんだけれど…、と言うと、「字幕なしで英語の映画を観る」とのことでした。
参考意見を求めて何人もの講師に聞きましたが、「英語の映画を観る」と「英語の本を読む」ことは、ほとんどの講師が推奨していました。
でも、ハリウッド映画を字幕なしで観ても、初心者のうちは早すぎてストーリーが入ってこないと思うんですよね。
そうなると楽しさが半減しちゃうのですよね。
今でこそ聞き取れる会話もありますが、初心者の頃はさっぱりでした。
そこで、私は、アレンジして英語のニュースを聞くようにしました。
映画の中のネイティブ同士の会話と違って、原稿を読み上げるアナウンサーのスピードは親切ですし、正しい英語を使うと思ったわけです。
効果はあったなと実感しています。
併せて多読もしました。
初心者のうちはオンライン英会話のデイリーニュースなどでしたが、そのうちネットで自分の興味のあることを英語でググって調べるようになっていました。
英語堪能なフィリピン人が異口同音に映画鑑賞を薦めるというのは、やはり、スピーキングの上達には、リスニングの強化は欠かせないということなのではないでしょうか。
読書を薦めるということは、話す為にも英語の総合力必要ということではないでしょうか。
いずれも、一人で出来る練習です。
ところで、フィリピン人講師の提案には、共通点がありますよね。
友達との会話も読書も映画も、楽しみながら出来ます。
楽しむっていうことが、一番のコツかもしれませんね。
自分に話しかける
理解ある同居者がいればその人と会話すればいいけれど、会社や学校では実行に移せない人も多いのではないでしょうか。
いきなり英語で話しかけられてもねぇ…。
そこで、取り入れるのが、独り言です!
これなら、声の大きさに気を配れば、さほど迷惑はかけません。ちょっとおかしな人と思われるリスクはありますが。
私は職場でも偶に独り言はやっています。
貿易会社に勤務しているので、そんなに違和感はないと思っていますが…。
でもこんな失敗がありました。
英文を精読していたときに、上司に話しかけられて、うっかり “What?” で反応したこともありました。
同僚から失笑とツッコミが入りました。
さすがに私も焦りました。ネイティブでも上司に対して”What?” は控えると思いますからねw “Sorry what?” と自然に出てくるように準備しておかないといけませんでした。
他にはこんな失敗もありました。
スーパーマーケットで買い物をするときに、目に映った商品で英語の文章を作るという練習に励んでいた時期があります。
ある時うっかり、女の人にぶつかって、「すみません」と言うところで、自然と「Oops Sorry」って言っていたことがあります。
白い目で見られてから気が付いて、赤面しましたw
そんな失敗もありますが、ボソボソ英語でつぶやいたところで、他人のことなんて他人は気にしちゃいませんよ。
これも一人で出来るスピーキングの練習ですので、取り入れてみてはいかがでしょうか。
買い物のついでですので、時間の有効活用です。
やり方は人それぞれでしょうが、こういうことを繰り返していくことによって、英語で考えて、英語でアウトプットすることが、自然なこととして脳に受け入れられるのだと思うのです。
もっとも、独り言だけでは面白くないし、それだけだとアウトプットの場が足りないので、身近に英会話をする相手がいない人は、オンライン英会話を活用するのがいいのかなって思うのです。
まとめ
以上ですが、いかがでしょうか?
英語で考えて、自分に話しかけるということは、アウトプットの練習です。
また一方で、ネイティブ並みの英会話力を持つフィリピン人講師は、映画や読書といったインプットも推奨しています。
そして、楽しく学ぶこと!も。
私の経験からの補足をすると、独り言でも、話をするときは、イントネーションを意識して流暢な英語を心がけることがコツです。
日本人の身からすると大袈裟でオーバーアクションに感じて恥ずかしいかもしれなしですが、続けてみてください。
継続は力なりです!
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