HFTとは?アルゴリズムトレードについての面白い動画の紹介

HFT 投資のヒント
HFT

金融市場の主役プレーヤーはアルゴリズムによるHFT

もう10年近く前に既にこのようなことが起こっていました。

この動画は2013年のドキュメンタリーですが、この時代に既に市場の70%は自動売買だと動画の中では言っています。

これを見ると、酒田五法をマスターしても、逆にそれが一種のアンカリング効果として、トレードの邪魔になったりしやしないだろうかと思ったりします。

The wall street code

自動売買がもう既にこの時代に主役になっていました。

この本にも書いてありますが、今のファンドマネージャーの多くは、実際のところは、理系の科学者です。正しく言うと、彼らが生み出したAIなりアルゴなりといった感情のないコンピューターでしょうか。

動画の中のアルゴを構築するスキンヘッドの科学者が、スマッシングパンプキンズのボーカルにどことなく似ています。彼はメタリカが好きなようですが。

この動画から10年近く過ぎれば、東証だって似たような状況になっているのではないでしょうか。

この動画の情報も、デイトレは勝てない!封印したデイトレを再開したら最悪な結果になったこの記事の中で、スキャルピングは勝てないと言っている理由の一つです。

東証は2010年にアローヘッドを導入しています。

HFTとは

東証の高速システムアローヘッドは富士通が受注していますけれど、数年前に止まったことがあったのを憶えています。

あの事件の少し前にゴルゴ13が東証のシステムを止めるという話を読んだだけに、印象深かったのですね。

英語表記「High Frequency Trading」の略で、取引手順などを組み込んだプログラムに従って高速、高頻度で自動売買を繰り返す取引のこと。
日本語では、「超高速取引」「高頻度取引」「高速高頻度取引」または「アルゴリズム高速取引」などと呼ばれます。
明確な定義はありませんが、
(1)小口で大量に注文を出し、大量にキャンセルする
(2)取引所システムと同じ場所にサーバーを置くコロケーションサービスを利用し、執行時間を最短に利用する
などが特徴です。キャンセル前提の大量の注文を出すことで、他の投資家の執行コストを増やしているという批判がある一方、市場に流動性を供給し、株価変動を緩やかにするとメリットを指摘する意見もあります。東京証券取引所では2010年の新株式取引システム「アローヘッド」稼働によりHFTが可能となりました。

大和証券ホームページより引用 

日経先物の板なんて、本当に見せ板だらけですけれど、個人があれをやると違法で掴まるのだから、そこからして個人には不利な賭場だと思いますよね。

動画の中では2010年のフラッシュクラッシュについても触れていますが、あの最中にサッと利益を出せる注文や、不利益を抑えられる注文を出せるかといったら、人間には難しいことでしょう。プロのディーラー達だってパニックになったようですからね。

862億ドルが蒸発したと言っています。

コンピューターには感情がないから、極端なところまで走り続けられるのでしょう。

自動売買とスピードはどんどん進化してきていますし、今後もアルゴリズムトレードやAIを使った自動売買は進化することでしょう。

 

ところで、1990年代に自動トレードを既に運営していたというゴルフ場のような広い庭を持つ豪邸に住んでいる大金持ちが動画の中で紹介されていますが、何処の世界でもやはり先行者利益は大きいなぁと改めて思いました。

 

おまけ

トレードで神経使い過ぎて疲れたときは、財津チャンネルで、ベーシックインカムについて学ぶのもいいかもしれませんよ。前回の中国デジタル経済も勉強になりましたが、今回も新しい発見があり、参考になりました。

タイトルとURLをコピーしました