虎狼の血 level 2が良すぎたから書きます

虎狼の血 level 2映画 ドラマ 歌
虎狼の血 level 2

虎狼の血 level 2は期待以上に面白かった

面白すぎたので、誰も読んでくれない可能性が高いのにレビューを書きたくなってしまった。

先日私が今頃になって初めて観た「君の名は」で涙を流したというのに、良さが分からないとぬかすナオンの部屋で何を次は観ようかと考えて選んだのがこれだ。

「虎狼の血 level 2(監督:白石和彌)」

「わしゃのう戦争しようと思うちょるんじゃ」

「あんたもあんたの家族も全員血祭にあげちゃるわい」

「なんもかんもぶっ壊れりゃいいんじゃい!」

これしかないと思った。

しかし、まぁ、ゲームオタクでアニメのキャラクターのぬいぐるみを部屋に置いているようなナオンなので、私は温そうな「東京リベンジャーズ」なるものも一応借りて行った。

知り合って間もないので一応気も使ったりして。

もっとも、enishというゲーム会社が、進撃の巨人のゲームの発表をして、出来高が急増したときに、ヤフーファイナンス掲示板をチェックしたところ、「東京リベンジャーズのゲームを出せば売れる」という書き込みがあったので、気になっていたからでもあったが。

本当のことを言うと、虎狼の血 level2は、ナオンが寝た後で観ようと実は思っていたのだった。「虎狼の血」は既に観ていて、過激な内容の想像はついていたので。

だが、「東京リベンジャーズ」があまりにも中学生向けのシャバい内容だったので、映画そっちのけで、作業で精を出してしまった。

因みに、これならビー・バップ・ハイスクールの方が遥かに面白い。

東京リベンジャーズで憶えているのは、マイキーとドラケンという登場人物の名前だけだったな。

私にはそんなニックネームで呼ぶ日本人の知人はいない。

オッサンが特攻服を着てデートに現れたらどう思う?と、マイキーとドラケンの真似をして言ったら笑ってくれたから、部屋は綺麗と言い難いが、心は綺麗なナオンだと知ることができてよかったが。

 

さて、私が楽しみにしていた「虎狼の血level2」だが、東京リベンジャーズとは月とすっぽんだった。

もちろん、月が孤狼の血だ。

のっけから、私好みの熟した人妻ピアノ講師の目玉をえぐり取ってくれた。

リベンジャーズを見ていなかったので、物足りなさがあったからか、とりあえずナオンも見始めていたが、様子を伺ったところ、ビビッていたので、やってくれたと思った。

実はビビったのは私の方もで、一人で観るのが少し怖くなったので、最後まで一緒に観てくれとお願いしてしまったのだった。

鈴木亮平が、狂気じみた悪党を上手く演じている

出所したばかりでいきなり人殺しをするこの悪党は、鈴木亮平が演じている。

この男はマジで演技が上手いと思った。

そして、この男を抜擢した制作サイドも上手いと思った。

女優には甘いが、男優には厳しいジャッジをする私だが、鈴木亮平はいい仕事をすると思った。往年の名優加藤鷹を凌ぐかもしれない。

主演の刑事も及第点だ。

前作の主役、役所広司もいい仕事をしていたが、松坂桃李もいい仕事をする。

私はワンパターンのカッコつけ木村拓哉は嫌いだが、この男は良いイケメンである。カッコいいね。もう少し身体を鍛えた方がアクションシーンが映えるとは思ったものの。

孤狼の血シリーズは、世界に通用する作品

それにしても、孤狼の血シリーズは世界に通用するアクション作品で、北野武監督のアウトレイジ以来の手ごたえを感じた。

感じたところで、私が何かを得るわけではないのだが。

宣伝を上手にやれば、アウトレイジ以来のワールドヒット作品となるだろう。

主役の刑事が送りこんだエス(業界用語でスパイのことらしい)が、あぁコイツはいずれ殺させれると思わずにはいられないで、ハラハラして見守ることになるのだが、その辺りの演出も上手い。

前作と比べるとストーリーで惹きつける力は弱いが、アクションとバイオレンスで惹きつける一流のエンターテイメントだと思う。

あらすじ

舞台は平成初期の広島で、出所してきた暴力団組員が、暴れまくるという話。

出所した悪党の親分は前作で主役刑事に殺されたという因縁がある。親分の仇を取ろうと、抗争を避けたい上層部に抗って、敵対組織、ひいては暴力団とずぶずぶの関係にある主役刑事を潰しにかかる。そこに警察内部の思惑も絡んで、主役刑事は追い詰められていくというストーリーだ。

虎狼の血 level 2公式サイトには相関図などの詳しい情報が載っている。

キャスト

主役刑事:松坂桃李
主役ヤクザ:鈴木亮平
主役刑事のエス:村上虹郎

その他:西野七瀬、寺島進、宇梶剛士、かたせ梨乃、中村獅童、吉田鋼太郎、音尾琢真、早乙女太一、渋川清彦、毎熊克哉、筧美和子、青柳翔、斎藤工、中村梅雀、滝藤賢一、矢島健一、三宅弘城、宮崎美子

U-NEXTで虎狼の血とビー・バップ・ハイスクールは観られます。

そのうちlevel2も放映するでしょう。

 

家族団らんや恋人との甘い時間の演出にも私は使えるとは思いますが、ナオン(女)と観るのであれば、女の主人公が活躍する楽しいアクション映画 3選くらいの方が無難かもしれません。

 

後日談

この映画を一緒に観たナオンにフラれた。早かったな。

突然のことだった。最後に会ったときに、私が機嫌悪くなったら、泣いて別れたくないと言っていて、前日もlineで親しいやりとりをしていたのに豹変だ。

ついて行けまへん。

去る者追わずであるべきだが、家事はまるでダメだが、若いし奉仕してくれる稀有なナオンなので、後ろ髪をひかれる。うなだれているMUSUKOが、寂しそうに私を見上げてくる。

よっしゃ、面倒だがフォローしておこうか。理由を聞いてみた。話したくないとのことで、かったるいがメッセージの連打でだ。

ソシャゲなるものに熱中していて、石なるものを買って金がないとのことで、(石はガチャと言うらしいが、なんやそれ)生活保護で生活していて働いていないし、生産性がないからゲームなんて止めろと強めに注意したのがトリガーだったらしい。

生活保護の理由には同情もするし、責めるようなことは一切言っていないが、いずれは働きたいとのことだったので、では、アキバ系の少女アニメが待ち受け画面で、会社で見られると引かれるだろうし、育成ゲームが趣味ってのも変に思われて彼女が損すると思って、社会復帰を見据えて心配したからだというのに。

その時は変わりたいし止めると言ったものの、後日一人になって大事にしているものをけなされた不快感がむくむくと出てきたと思われる。

彼女の考えを尊重し優しく包んであげればよかった。逆に言うと、都合のいい女という位置づけで、いいことしか言わず、放っておくほうがラクだったのに。

アソビでなくて、しっかり向き合おうと思ったから故の発言だっただけに、なんとも・・・。

親の心子知らずの心境だ。

他にも悪意の籠ったメッセージがあったから紹介しよう。

普段と文体を変え丁寧語を使いつつ、グサリと刺してくるチョイスが、上手い。

「趣味や服のことを言ってくる」「モノのように扱う」

いつもユニクロの下着だから、俺好みのセクシーな下着をリクエストしたのも気に入らかかった様子だ。眼鏡や髪の長さにも言及したな。

そのときは楽しいやり取りだったのが、がらりと変わるのが怖い。まさに好きと嫌いは紙一重ってやつだ。やはり、社内のナオンには絶対に手を出してはいけないという教訓になった。

「身体を気遣うような優しい言葉もない」

何をぬかすか。「おい、飯、風呂、寝る」しか言わない昭和の亭主関白と比べたら、どんだけってのよ。

威圧感があるとも書いてあったが、は? 虎狼の血2を見て威圧感がなんたるかを学んでなかったのか?

いずれも、ゲームの一件さえなければ、悪い方には繋がらないことだと想像できる。誤解を解けないのであれば、言うだけ無駄。攻撃的な言葉は気にする必要なし。ありがとう。さよなら。でメッセージを切り上げた。最後のやりとりで嫌な気はしたものの、感謝しているしね。

でもさ、コミュニケーションは双方向だからね。言われない限り分からないんだよね。彼女に限らずナオンってそういうところあるけれどさ。人の話は聞かないで決めつけるし。困ったものだ。

もったいない考え方だなぁと思うが、おれももったいないことをした 笑。

さて、吹っ切るためにも虎狼の血2の予告動画を見るとすっか。

 

「なんもかんもぶっ壊れりゃいいんじゃい!」

 

あーあ。

 

ちっ、惜しいことしたぜ。

 

しゃーねえ、忘れて、次いこか。

 

戻ってこないなら、サンクコストだからな。

 

サンクコストの呪縛を断ち切れ!!
サンクコスト効果とは埋没費用の誤謬のことで、過去に費やしてきたコストが大きいがために、止めるに止められずズルズルと引きずって損失を重ねていく過ちのこと。株式投資では損切が出来ない理由の一つでもある。
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