投資に必要な忍耐力

投資のヒント

投資に必要な忍耐力が足りていない!?

ここ数年、特にスマホを買ってから本を読む機会が減りました。

通勤時間に文庫本を読む機会が減りましたね。また、部屋にいるときに過去の自分なら本を読んだかもしれない時間を動画を見ていたりします。

私はこうやってブログを書いていますが、ひと昔前にブロガーと言われていて、稼いでいた人達はシノギの場をYouTubeに奪われているようです。

それは分かるのですよ。動画の方が考えないで済むからだと思うのです。

本を読むよりも動画を眺めているほうが、簡単だからです。

そして、もし、YouTubeに早送り機能がなければ、これ程までに受け入れられなかったと思います。

人間が如何に手軽に答えを得ようとするかが、自分の傾向を振り返るとわかる気がします。

最近読み直したこの本に「近道を選ぶと失敗する」という項目がありますが、企業の失敗を検証した別の本にも同じようなことが書いてあり、且つ人間は本質的に面倒な思考や検証の手続きをすっとばしたいらしいですね。

つまり忍耐が苦手なのだと思ったわけです。
ウォーレン・バフェットの21の名言と解説 で取り上げた株で富を築くバフェットの法則 の7章のタイトルが「投資で必要な忍耐力」でしたが、そこで書かれていることと自分の経験を踏まえて、考察していみたいと思います。

デイトレの習慣をやめるのは難しい

何もしないでいるということに、とてつもなく忍耐力が必要とされる人もいます。

結果的にデイトレになることはあるでしょうが、初めから前提でデイトレをするのは止めようと少し前に私は決めました。

この記事を書きました。

ポジポジ病の実例|デイトレ依存症で財産を失う前に読む
株や先物のポジポジ病とはどんなものなのか?私のトレードの記録を通して説明します。ポジポジ病の中でも恐ろしいのがデイトレ依存症ですが、この記事を読めばその理由がわかります。

半月は自力で抑制していましたが、恐らく幸いなことで、本業の都合でテレワークを続けられない状態になったので、画面に張り付けない状況になりました。

そこで強制的にデイトレができなくなりました。

しかし、ちょっと油断すると欲が出てきます。依存症ってそういうものです。

勝浦 ヒルトップホテル&レジデンス 宿泊感想と周辺観光
勝浦 ヒルトップホテル&レジデンスに泊まってきましたので、宿泊記を書きました。部屋の様子や、朝食、周辺観光の写真も掲載してありますので、参考にしてもらえればと思います。

この記事の中で、しょうもない理由でスマホばかり見ていた。と書いてありますが、私は安易にポジった先物でどんどん増えていく含み損が気になっていたからです。

この日は翌日の法事で現地に泊まる為、休暇を取っていたのですが、家を出るのが10時過ぎということで、久しぶりにデイトレをしてしまいました。

勝ちましたよ。

しかし、止まりません。

久しぶりに噴出したドーパミンに意志が乗っ取られたのでしょうね。

家を出る時間を1時間遅らせました。

電車で移動中にずっとやっていました。

得意の9984SBGです。

出かける間際にポジって含み損を抱えた玉を引きずっていました。

え!?得意ではないですね。デイトレ野郎が目をつける銘柄ですね。

大型株の仕手株ですよこいつは。

SBGの出がけの負けは電車内で取り返せませんでしたが、朝方日経先物で稼いだ1万円のプラスで、勝浦で釣りを始めるところだったのです。

しかし、もうやるつもりもなかったのに、やっぱり、SBGで負けた数千円をSBGで取り返そうと、ショートを2枚ポジったのです。派手にやっていた頃と比べると、かなり抑えた金額です。

ま、それしか資金がなかったのですが・・・。

で、本当にちょっとの間でした。

何でいつもこうかなと思うくらいのタイミングです。

自社株買いの思惑のニュースが出ただとか後で知ったのですが、噴水が上がっていました。

それまでとは別物のような値動きで、まさに仕手株の本領発揮でした。

ニュースは意図的に流したのかもしれません。

それ以前のチャートを眺めると、集めているようにも見えますからね。

こうなった後放っておいて、桁違いの負けに繋がったことがありますので、恐怖に支配されます。

持ち越しはできません。トータルで1万6千円SBGで損切して、それを取り返そうとナイトセッションで先物をショートしたら、ぐんぐんと踏まれたのでした。

宿にいる間気になって仕方なかったです。

ニューヨークは利上げ絡みで下がると思っていたのに、逆に急上昇したのは、私と同じ考えて下げ目線の小口がS玉をエントリーしたから、自動売買のアルゴが逆指値狩りに動いたのかもしれません。

6万円くらいの含み損のときもありましたが、先物のミニ3枚ショートは持ち越しました。

最終的には数千円プラスの利確をしました。そして、その日からまた、金額は抑えながらもちょろちょろとデイトレをスマホで始めたのでした。

2週間連勝しました。ロットを抑えて、慎重に、ちょこちょこと利益を積み上げました。

トータル3万円くらいの勝ちです。

コツコツ勝って、ドカンと負ける

そして、コツコツと積み上げたものを失くすのは一瞬です。

そうです。コツコツドカンです。

その日は、お客さんを昼飯に誘いました。

混雑を避けるために昼飯にしては遅い時間を選んだのも嘘ではないですが、実はしたいことをする時間を作るためでもありました。

かなり早めに到着したのも予定どおりで、寿司屋の前で待っている間に、SBGのデイトレです。

完全にヤられていますね。ブレインが。脳が。ドーパミンが欲しくてよだれ垂らしている感じです。ギャンブル中毒者の脳内って、どいつもこいつも似たようなものです。

で、3千円くらい損切しました。

そしてまたショートをポジりました。

寿司屋が予想以上に混んでいて、お客さんは到着して順番を待っている間に、取り返したくなりました。仕事の電話をするとお客さんに言って、その場から離れて、SBGです。

ショートをポジると、すかさず踏み上げです。

この辺りで、チャート的には折り返しそうと思う個人が多く新規エントリーしたと思われます。

アルゴが上げに動かした感じですが、私は5分粘って損切しました。下がると思っていたけれど、勝浦での噴水が頭をよぎり、リスクオフを選択しました。

会社の看板で仕事をさせてもらっている以上は、最低限果たさないといけない責任がありますのでね。

お客さんとの接待で、雑談に集中するためです。

雑談が商談よりも大切なときがあるのです。

株のトレードと違って、幸いにして、本業の営業成績は、ここ数年ずっとノルマを達成しています。

もっとも、営業成績はいいのですが、出世はしていませんがね。

不可避だった災難で出世街道を外れて以降、開き直って、達観したら、却って人生が充実してきたので、そっちの方面のフォローはサボってますので、仕方ないです。でも、かなり自分の自由に仕事が出来る環境を作れているので、満足しています。

見栄の為に無理はしません。私は負け惜しみではなくて、社内という狭い世界での価値観よりも重視しているものがあるので、例えばブログを書く時間を余裕で確保できている状態でいられる方が幸せなのです。

職場も仕事も大切にしていますが、何を重視するかは人それぞれです。

で、本業はといいますと、内容としては、本質的に長期投資に近いトレードなのです。

私自身、いい歳ですので、自分の向き不向きはもう理解しています。

私は、瞬発力勝負は向いていないのです。

でも、ついついこうやってデイトレに手を出してしまうのは、脳がヤられているからでしょうね。

やはり、依存症なのです。

でも、こうやって客観的に己の愚かさを把握して、改善に導こうとしているところあたり、重症患者ではなさそうですが。

この後、何が起きたかといいますと、飯を食べてお客さんと別れた後、私は直ぐに帰社せずに、静かな場所に移動して、スマホを手にしていました。

飯を食べる前に損切した3千円を取り返そうとして、それまでの5倍のロットを下がりすぎていると思えた銘柄にロングを張って、ワンティックのスキャルピングで、直ぐに取り返そうとしました。

しかし、張った後数分値動きがなく、同値撤退を考え出したとことで、ストンと数円落ちて、6千円あっと言う間に損切。

それを取り返そうと、それまでヤバいと思って一度も手を出していなかった某バイク銘柄に、今度は10倍のロットを張って、本当に一瞬、メールのやりとりをして、トレードアプリの画面に戻ったら、1万円減っていました。少し迷った後に投げました。

本当にあっと言う間でしたね。その日は約2万円失くしました。

因みに翌日以降、損切した両銘柄共に大きく下がっていきました。

そして、それは、この負けを誘発したショートでの損切のSBGもでした。かなり下げましたね。持ち続けていれば、月給くらい儲かっていましたね。

この後で、その銘柄は監視していたものでしたが、下げ過ぎと思えていた銘柄を現物で買って持ち越しました。

脱デイトレの為に現物全力買い

デイトレを出来ないように資金拘束してしまおうと思って、買いました。

翌日買い増しました。これは予定通りです。その次も下がったから、もう現物で買える金がないので、信用買いでナンピン。

追加入金して、半分ほど現引きしました。

で、オミクロンだかなんだか知らないけれど、地合いが悪化して、おそらくそれに乗じて売り仕掛けが入って、更に下がって、もう現物は買えないけれど、信用で買い増しです。

そして、更に下がっていきました。

サラリーマンとしての月給以上の含み損を抱えましたが、現物メインなのと、株価の位置から、心に余裕はありました。

SBGとN先物で踏まれたときのような恐怖はありません。

レバレッジの管理が出来ているからです。

数日待って、最後にナンピンした信用買い分は当初の予定より多い額の利確ができました。

そこからまた下がり、含み損を抱えていますが、心に余裕があります。

あんたの都合なんて知ったこっちゃないのに…。

信用買いでナンピンして利確出来ていない分は、冬のボーナスで現引きしようと思いました。

しかし、支給日に入金しようとしたら、証券会社のメンテナンスで手数料無料の入金が一週間できないことが分かりました。

そこで、手数料分を稼いでおくかと、信用買いして持ち越したら、翌日4%も下がる始末。

そこでまたナンピン。

ところで、どう思いますか?

これこそが、投資に必要な忍耐力が足りないことだと思いましたね。

全部自分の都合で売買しているのです。

入金出来ないから、信用の利息分だけちょっと稼ごう。

女と飯食って奢ってやったから、その分稼いでおこう。

マッサージに行きたいから、その分金を作るか。

そうやって本来の予定していたことを曲げてトレードをすると、勝つことも中にはあるだろうけれど、たいていは負けます。

翌日自分が抱えることとなった含み損を眺めて、ああ、やっぱりな、と思いました。

怪我の功名

年内はこの銘柄しか触りません。

現引きして仕込み終わったら定期預金のように放っておいて、今までの自分の利確ポイントより大きく利幅を稼げるまで待つようにするのが目標です。

地合いが悪いので、予想以上に下がるかもしれません。

そうなったら、塩漬けておこうと思います。

この一連のトレードは下手なのですが、私にとっては怪我の功名でした。

勝浦でポジったN先物の利確以降、ちょこちょことデイトレをしていたときは、本業の職場で仕事中に、ちょこちょことスマホを触っていましたのでね。

それがなくなり、まったく株のことを忘れている時間が増えました。

スクリーニングで余暇を潰すこともなくなりました。

良い傾向です。

私はポジポジ病若しくはデイトレ依存症とおさらばしたいのです。

ちょっと油断すると、チャンスを逃したくないという欲が頭をもたげてきます。

今の私はチャンスに見えたところで、飛びつかないという忍耐力を必要としているのです。

第三者が見たら、変なトレードに思えるでしょうが、レバレッジを抑える資金管理で、例え時間がかかっても、日々の変動に一喜一憂しないで、利益を大きくしていきたいと思っています。

キャピタルゲイン狙いなわけで、時間をかけたところで投機のように思いますが、投資に寄せていきたく思っているのです。

手数を控えたくも思っています。

買うのが早すぎたのは失敗ですが、手法を変更するための練習中なので、これでいいのです。

やっぱり怖いのが依存症

それにしても、先の記事を書いてから、金額は抑えているとはいえ、もう一度デイトレを始めていたし、いったん始めたら、そして負けたのを取り返そうという思いは、止まらなかったのは怖いですよね。

取り返したくなるのを止められない理由は、 損失回避バイアスの考察|大きく負けて小さくしか勝てない理由 に書きました。

そういば、デイトレ依存症の記事で、ユーチューバーのもんちゃんを取り上げていますが、彼はグローバルウェイは二度と触らないと、違う日に上げた複数の動画の中で何度も言っていますが、その後も何度も触っていますね。

この動画でも、触らないと言っていたIPO銘柄をまた取引して、大きく負けています。

もんちゃんの動画は面白いので、楽しく見ていますが、そろそろコツコツドカンのドカンだろうと思っていた矢先のこの負けでした。

彼は何度もルールを作っては、何度もルールを破っています。

ま、こんなもんなのです。

依存症の真っ只中にいるギャンブラーの普通の選択です。

私は経験してきましのでね。

でも、この調子だと、投資に必要な忍耐力が欠落しているので、長期的視点で見ると、期待したリターンは得られないと、残念ながら断言できます。

買わないという忍耐が効かず、買っちゃって、時々勝っちゃて、止めると決めたルールを破るのが癖になる。

止めると決めたルールの方が正しいのであれば、数が積み重なると勝っちゃったときの利益を、破ったことにより被った損失が大きく上回るでしょうね。

投資に必要な忍耐力に、誘惑に負けずルールを守る忍耐力は必須のようです。

もんちゃんはユーチューバーとしてのセンスがありますので、メシウマ動画として負けも金に換える技術を持っています。

しかし、ユーチューバーでなかったらどうでしょうか?

いい歳した中年男が、無職で実家に暮らし、毎日デイトレに夢中になって、貯金を溶かす。

身内にはそんなクサレにはなってほしくないと思うのが健全な考えでしょう。

そのトレードはいったい誰の為?

デイトレーダーにはパチンカスだった人が多いようですが、投資よりもその手のギャンブルに近いものだからではないでしょうか。

私はパチンコとスロットはやってこなかったですが、やっていたら人生終わっていたかもしれません。

もっとも、株やFXで終わらせる人もいますがね。

怖いですよ。株は。

林 輝太郎の本の中で、具体的に株の信用取引の失敗で自殺した人のことが書かれていましたが、他人事ではないと思いました。

真面目な感じの家族持ちの中年男の死は、やけに身近に感じて怖く思いました。

ヤフーファイナンス掲示板に性格の悪い輩が時々、樹海に行けとか、電車を止めるなとか書き込んでいますが、結構な人数の人が実行してしまっていますからね。

私はこんなこと書くからですかね。先日、岐阜暴威に学ぶ|損切ができないバイアスの怖さ の記事に対する訪問者数がおかげ様で多くて、岐阜暴威の使っている証券会社の広告を載せたら効果あるのではと思いついて、ネット広告の仲介会社に掲載の申請をしたのですが、否認されました。

これがデイトレを推奨する記事を書いていれば、承認は間違いなかったと思います。

証券会社にとっては、取引回数が多かったり信用取引をしてもらった方が収入が増えるわけで、現物の長期トレードをされると儲かりませんよね。

なので、みなさん、デイトレをしてもらうための証券会社の作戦には気を付けた方がいいですよ。

機能的なトレードツールの無償提供から手数料や金利の割引まで、至れり尽くせりでもてなしますからね。

しかし、これって、やっていることは、カジノのハウスが大口の客に往復の航空券やスイートルームの無料宿泊を提供してもてなすのと似ているのです。

それだけの出費をしても、胴元は元が取れてしまうからなのです。

起業は負けるという計算は出来て、人生を賭けたりしないのに…。

証券会社の宣伝や、YouTubeやアフィリエイト記事が、誰にでも簡単に、儲けられると錯覚させるのです。

そして、実際、あまりにも簡単に手軽に始められるのです。

でも、その用意した資金、大金ですよね。

信用取引をするのであれば、銀行から事業の融資を受けるのと同じですよね。

事業計画書の用意もなにもなく、簡単に、用意できた金の何倍もの金額が使えてしまうのです。

動かす金、投下する金は、飲食店を開業したり、起業したりするのと同じような大金であって、個人投資家の9割が生き残れない厳しい世界というのは、実業の世界での開業の生き残りのそれと同じなのに、今までその世界での経験がないのにもかかわらず、投資やトレードの世界にはサラッと参戦してしまうのです。

 

そこには強敵が待ち構えているのです。

 

カモを喰ってやろうとあらゆる罠を張り巡らして。

 

素人には見えていないだけで・・・。

投資に必要な忍耐力とは?

・買いたい(空売りしたい)欲を我慢する。

・損をしたくないという欲を我慢する。

・面倒なことを省こうとせずに、きちんと調べて考える。

こんなところだと私は思いますが、買いたいのを我慢する。売りたいのを我慢する。いずれも、「損をしたくない」という欲を我慢するに含まれます。

損切のように発生している損の取り扱いでなくても、機会損失を被りたくないと強く思うから、買いたい衝動を我慢できないのです。レバレッジをかけ過ぎてしまうのです。

損切における忍耐力ですが、するにしても、しないにしても、「損をしたくない」を我慢することになります。

損切をすべきところでするのには、「損を確定させたくない」という心理的な抵抗に抗って実行する忍耐力が必要です。

一方で、合理的な考えからここは一時的なものであって、株価は長期的な視点で見ると戻るし、そもそも長期投資をしているのだ。という考えが土台にあっての投資なのであれば、「これ以上損失を増やしたくない」という不安に抗って、握り続ける忍耐力が必要でしょう。

つまり損失回避バイアスを制御する忍耐力であって、投資やトレードが上手い人は、この部分を意図的であったり、性格的であったりで、我慢とか忍耐とか思わずに、感情と切り離して、淡々と執行できる人だと思います。

損小利大が投資や投機の理想ですが、理想を得るには人間の本能であるバイアスに抗う必要があります。

どうやって乗り越えるかというのが、銘柄選定以上に結果を左右する要のような気がします。

ポジポジ病やトレード依存症だと、不可能です。

だから、治すことで、スタートラインに立てると私は改めて思ったのです。

短期間に一喜一憂するようなトレードは卒業です。

投機ではなくて、「投資」は、長期的な視点と忍耐力が必要です。

自分自身でそれが上手く実行できたのは、英会話ですかね。大人になってから習得しましたが、初めは全くできませんでした。コツコツと継続は力なりで、自分を信じて毎日の積み重ねで数年間やってきて、今は仕事で使えるようになっています。

短期的に利益(技量、結果)を得ようと思っていたら、絶対に習得以前に止めていました。

株で言えば、自分が利確したい高値に到達するより前に、利食っていたという感じでしょうか。

さて、この記事のタイトルでもある株で富を築くバフェットの法則の7章の中から、印象的な文章を最後に抜粋しておきます。

「人間は思考に労力を使おうとしません。不正確であっても、計算しないで済む思考方法を好むようにできているのです」と彼は説明する。その結果、得られた答えが論理的でない場合でも、最も楽な解決方法を選ぼうとする。

知性だけでは、投資での成功は約束されない。投資家の脳の大きさよりも大切なのは、脳を感情から切り離せる能力である。バフェット曰く、「ほかの人々が短期的な欲と不安に基づいて意思決定をしているときには、合理的であることが不可欠だ。その違いがお金を生み出す」

合理性をなくした投資家は、欲と不安の感情に囚われてしまう。投資というゲームの中でカモにされることは間違いない。

みなさんの投資を行ううえでのヒントになれば嬉しいです。

GOOD LUCK!

株の初心者~出直し組におすすめの「硬派」株の本 7 冊
株式投資を始めたばかりの初心者や、一度失敗してやり直しの勉強をしている人の参考になりそうな本を紹介します。初心者向けにと宣伝している軽い本は、敢えて選んでいません。

 

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