Yesterday (The Beatles) 歌詞
Yesterday, all my troubles seemed so far away
Now it looks as though they’re here to stay
oh, I believe in yesterday
昨日、私のすべての困難はとても遠くに思えていた
今それらはまるでここにあるようだ
私は昨日を信じている
Suddenly I’m not half the man I used to be
There’s a shadow hanging over me
Oh, yesterday came suddenly.
突然に私はかつての私の半分ではなくなった
影に覆われてしまっている
昨日は突然やってきた
Why she had to go?
I don’t know, she wouldn’t say
I said something wrong
Now I long for yesterday.
なんで彼女は行かなければならなかったんだ?
私には分からない 彼女は言ってはくれなかった
私は何か間違ったことを言ったのだろうか
今私は昨日のことばかり考えている
Yesterday love was such an easy game to play
Now I need a place to hide away
Oh, I believe in yesterday.
昨日、愛はそのような簡単なゲームだった
今私は隠れる場所が必要だ
私は昨日を信じている
和訳は、直訳をベースにして歌詞として表現しました。
long for は訳すのがちょっと難しいですよね。
longを動詞で使っているケースは学校の授業の範囲では教わらないですからね。思いこがれる。切望する。懐かしむ。といったニュアンスです。
イエスタディはポールマッカートニーの作品
作詞、作曲はポール・マッカートニーです。
1965年、アルバム「Help」に収録されました。シングルカットされて、ピルボードで1位になっています。
恋人との別れを思わせる歌詞ですが、ポールは14歳と若い時期に死別した母親のことを想って作ったとのコメントを残しています。
母とのことは意識にあったのかもしれませんが、男女間の別れを題材にしたラブソングを作ろうとしたような気はしますけれどね。
イエスタデイは中学生の頃よく聞きました。
母が買ったビートルズのバラードを集めたアルバムに入っていました。母は2、3回聞いただけで、もっぱら自分が聞いていました。カセットテープでしたよ。
はっきり言って中学生の頃は良さが分かりませんでした。ガキの頃はプリーズ ミスター ポストマンとか、初期のロックンロール系の曲が好きでした。
イエスタデイは、大人になり人生経験も積むと歌詞の意味も含めて、良さが分かる曲です。
この映像では黄色い声援が聞こえてきて、客層の雰囲気はアイドルグループのそれですが、比較的早い段階からこの曲を作っているわけで、ビートルズは初めから一流のアイドルだったとは思いますが、それだけではなくて、音楽的な方面でも一流のアーティストだったのです。
ロックンロール系のバンドが、オーケストラと共演する作品は今でこそ珍しくはないですが、当時この組み合わせは珍しかったでしょうね。音楽に対するアイディアが凄いですよね。
イエスタデイという映画もあります
ビートルズを敬愛している売れない歌手が、ある日ビートルズの存在を世界中の人たちが忘れてしまっている状況になり、しかし彼はビートルズのことを憶えているのです。
そして、ビートルズの曲を自分の曲として歌ったところ・・・。
ビートルズの名曲が至る所で流れるビートルズ好きにとっては外せない作品ですね。
U-NEXTなら無料で観られます。
時には立ち止まって、過去を振り返ることもあります。
私自身、喪失や別れの辛さを経験してきましたので、分かります。
私に限らず、誰だって、言わないだけで、辛い悲しさを経験してきたと思います。
イエスタデイは名曲ですが、我々は、昨日(過去)をいつまでも振り返らないで、今より先を見て歩いていきましょう。
ビートルズに影響を受けたことを公言しているオアシスの名曲もいいですよ。