オンライン英会話|なぜフィリピンがおすすめなのか?

フィリピン

オンライン英会話はフィリピンがいい理由

オンライン英会話の講師はなぜフィリピン人が多いの?

この記事を読むとそんな疑問が解消されます。

フィリピンの過酷な歴史と英語

英語のレベルがアジア圏で突出して高いのは、アメリカに支配された歴史があるからです。

19世紀の終わり頃から太平洋戦争まで続きました。

スペインとアメリカの自国での戦争の際に、フィリピンはアメリカ側について、アメリカは勝ったのですが、(1898のパリ条約で2千万ドルで買ったという事実もありますが、遠い異国で強国の勝手で、買ったとか売ったとか、地元民にしてみたら冗談もいい加減にしろって話ですよね)

独立しようとしたフィリピンを今度はアメリカがそうはさせなかったのです。

残虐行為を散々されたうえに、言葉も押し付けられたのが、フィリピンでの英語の始まりです。

フィリピンはアメリカの支配を受ける前、長いことスペインの支配を受けていました。オンライン英会話の講師に名前の由来を聞くと、スペインの話をしてくれた人がいました。

スペインの混血も珍しくないですが、スペイン語をしゃべれる人は英語と比べて圧倒的に少ないです。16世紀から19世紀までスペインの植民地でした。

フィリピンの英語教育は小学一年生から

アメリカは支配したけれど、果実も残しました。

それは、教育システムの普及です。

フィリピンでは、小学1年生から英語の授業があります。英語を土地の言葉で教えるのではなくて、英語の授業は英語で教えます。つまり、教科書は英語だけ、教員も生徒も話す言葉は英語だけということです。

英語の授業以外にも、英語で書かれた教科書と英語で話す授業があります。

ルゾン、セブ、ミンダナオと違う島に住んでいる2桁の人数の講師に聞いて、異口同音なので、間違いないと思います。

所謂「英語で考える」は小さい頃から確立されていますので、英会話が得意な人が多いのです。

語学堪能なフィリピン人

ほとんどの家庭では、方言での会話です。

タガログ語圏ならばタガログ語、セブアノ圏ならセブアノ語で話しています。

150以上の方言があり、日本語の標準語と関西弁のような緩やかな違いではなくて、標準語と強烈な津軽弁くらいの違いがあります。同じアルファベットを使っても、異なる言語といえます。

タガログ語はたいていの人はしゃべれます。

それは、英語とタガログ語(厳密にはフィリピノ語)の授業があるからです。それに、英語とタガログ語のメディアは何処の島でも身近です。

私は津軽弁で話されたらまったく分りませんが、津軽弁をしゃべる人は、標準語は理解できるというイメージです。

英語のテレビ、英語の新聞、町には英語の標識と、英語が日常にありますので、子供の頃から影響を受けます。

面白いテレビ番組が英語であれば、子供の頃からそっちを見るでしょう。フィリピンの番組よりハリウッドの方が面白そうなのは想像出来ます。

昔ベトナムに行ったときにホテルで見たテレビ番組のレベルは酷かったです。日本のアニメの吹き替えでしたが、小さく日本語が聞こえてましたから。

同じ東南アジアのテレビ番組なのでなんとなくフィリピンのレベルも想像出来ます。

ところで、日本のアニメは凄いですね。スラムダンク、ドラゴンボール、ドラえもん、今はナルトみたいですね。コナン君も有名人です。

地元の言葉と英語、それにタガログ語と多言語を話せる人が沢山いるのがフィリピンです。

英語はフィリピンの公用語

国語はフィリピノ語で、公用語が英語です。

私はタガログ語がnational languageと聞いたことがあったので、ずっとそう思っていましたが、この記事を書くにあたりレアジョブの講師に念のため確認したのですが、違うというわけです。

で、聞いたことを調べてみたら彼女の言うとおりでした。

昔タガログ語だと教えてくれた人もオンライン英会話の講師でしたが、ほぼほぼタガログ語なので、嘘ではないのかなとは思います。

フィリピノ語とえてくれた若い講師は、マニラ在住で、学生時代に国語を教わったので微妙な違いも分かるのでしょう。タガログ語はdialectと言い切りました。

 

こういうことでした。近代化の過程でタガログを全国共通の言語を制定しようという話になったのですが、ビサヤを使っている方面など、タガログを使わない人たちからの反発もあって、新しい言葉を作ったそうです。

でも、建前であって、首都マニラで話されているタガログに塩コショウで味付けした程度の違いしかないので、実態はタガログ語ということです。

スペインの影響を受けているタガログ語はアルファベットです。

誰もが英語のエキスパートではない

もっとも、誰しもが英語をしゃべれるわけではないのです。

英語の成績が悪くても生活は出来ます。地方だとあまり通じないところもあります。

マニラの食堂でも通じないことがありました。相手は年配者でした。

マニラに住んでいる若者も皆が、ネイティブ並に流暢に話せるわけではないです。

勿論、日本人の平均と比べたら比べ物にならないほどよくしゃべれてはいるのですが。

大学を卒業して2年目の講師に事情を聴いたところ、友達に英語の通訳や翻訳を頼まれたこともあったと言っていました。

彼女は英文科でしたので話す機会も多く、クラスメイトと教室では英語で話していたけれど、もっと昔の学生時代はそうでもなかったと言っていました。

友達とのコミュニケーションはほとんどタガログ語だったとのことです。

では、どういうときに英語を使うのか?と聞くと、英語を使う授業のとき、就職の際の面接で、職場で、とのことでした。因みに彼女の職場は、Amazonのコールセンターで、客はアメリカ人です。

オンライン英会話の講師は、言ってみれば大卒のインテリです。

レアジョブの公式ホームページに書いてある「採用率わずか1%の厳しい審査」は、宣伝だけでなくて実際にそのような気もしました。

もっとも、色んな講師がいるので、そうではないと思う人もいますけれどね。

英会話で訛りの心配は?

歴史的な背景もあるようにアメリカ英語が基盤です。

9割以上フィリピン人講師を採用しているレアジョブもQQイングリッシュも、100%訛りがないとは言いませんが、ほとんどの講師が気にならないレベルです。

ビジネスクラスだとネイティブの発音と思えるのではないでしょうか。

ところで、ネイティブのようになりたい。という希望でなくて、英会話を出来るようにしたいのであれば、そもそもそこまで拘る必要はないと思うのです。

ビジネスでも旅行でも、英語を世界の共通語として話す機会の方が多いわけで、ひょっとしたらインド人のきつい訛りの英語を理解する必要にこの先出くわすかもしれないではないですか。

 

英語の生まれ故郷の英国と米国ではかなりイントネーションが異なります。

ヨーロッパの人は大抵は英語を話しますが、やはり自国のイントネーションを引きずるケースが多いです。

ネイティブではないのだからそれでもいいのではないかと私は思います。

米国の中でも東と西と北と南で訛りの違いはあります。フィリピンの訛りなんて気にするに値しません。

特に初心者の方には、寧ろフィリピンの英語をおすすめします。ネイティブより聞き取り易く、話しやすくもありますので。

変な訛りがうつるのではというのは杞憂です。

心配性の方はレアジョブであれば、デイリーニュースの教材にネイティブの音源がありますので、毎日聞いておけば安心でしょう。

タフなコールセンターで働くフィリピン人

でも、フィリピン人講師には遠慮しはいりません。ネイティブ並みのスピードでもきちんと聞き取ってくれます。

Amazonのコールセンターで夜中働いているダブルワークの講師に、昨日の仕事は平穏だったかい?と聞いたら、乱暴な言葉で叫んでいる奴が一人いたとのことでした。

キレているネイティブのクレーマーは、ゆっくりなんて話してくれませんからね。

因みに、その客は何を買ったのかと聞いたら、銃の部品ですって。ポストを見てこいって言ってあげて、その後暫くしたらクレーマーは落ち着いたそうです(笑)

 

クレーム処理のコールセンターは大変だなぁと思いもしたし、銃の部品が宅配されてポストに入っていて、盗まれることも珍しくないというアメリカも変だなぁと思いました。

世界共通語としての英語

21世紀に入り、ネイティブとのコミュニケーションとしての英語から、世界共通語としての英語へと位置づけは変わり、多国籍の人同士でのコミュニケーションツールとなっています。

ここまでで説明してきたことにプラスして、フィリピンは物価が日本より安くて、日本からの距離も近い国なので、オンライン英会話がビジネスとして成立しているのです。

でも、いつまで今の価格が維持できるかわかりませんよ。

今だって昔と比べれば値上がりしてますからね。

若いエネルギー溢れる発展途上国に、逆ピラミッド型の人口比率の日本が追い越される日がそう遠くないかもしれません。

そうなれば、いつまでもこの値段でオンライン英会話も受けられないでしょう。

フィリピン人講師のオンライン英会話

フィリピン人講師の現地採用のみで運営していて、価格は抑え、レベルは高い優秀な2社をご紹介します。(*レアジョブは2021年8月から日本人講師も採用)

QQ English


セブ島を拠点にしているオンライン英会話学校で、短期留学のコースもあります。

特徴的なのは、講師を全員雇っているということです。他のオンライン英会話も雇っていることに変わりはありませんが、レアジョブは在宅勤務が基本です。

QQ Englishは、オフィスでの正社員としての勤務ですので、コールセンターのように、通信のストレスはなさそうです。

「コロナで通勤が大変じゃない?」と以前講師に聞いたときに、「通勤していないから」と答えられて、「どういうこと?」と思いましたが、理由を聞いてなるほどでした。

通っている講師もいますが、寮に暮らしている若い講師も多いです。

レッスン保証制度を採り入れているだけに、社員教育がしっかりされていると思います。管理職の目の行き届くオフィス勤務も一役買っているのかもしれません。

カランメソッドという「英語で考える」力を養うレッスンは、初心者の方に好評です。

無料体験も実施しています。

詳しい内容は、公式サイト:QQ Englishで確認してもらえればと思います。

レアジョブ英会話


オンライン英会話の先駆けで、知名度はDMM英会話と二分しているではないでしょうか。

6,000名以上の講師が在籍していますので、予約に困るということはありません。

そして、人数が多いにも拘らず、講師のレベルの平均値が高いというのが、私が継続して受けた中での感想です。

歴史の長い会社ですので、ノウハウも蓄積されていて、初心者が安心して受講できる仕組みが整っています。

豊富な教材と、日本人に対して友好的で理解のある講師陣によるスタンダードなクラスですので、初めてオンライン英会話に挑戦する方でも馴染みやすいと思います。

業界最安値クラスの料金等詳しい情報は、こちの公式サイト:レアジョブ英会話で確認ください。

こちらも無料体験実施しています。

DMM英会話

こちらは言わずと知れた老舗であって、もっとも規模の大きなところです。

フィリピン人以外の国籍も豊富ですが、フィリピン人が圧倒的に多いです。大企業だけあって、やはり登録している講師の数が多いので、お気に入りの講師が見つかる可能性も高いかもしれませんね。

デイリーニュースの教材も使いやすいです。

 

でもですよ。正直に言ってしまうと、それぞれ特徴を上げましたが、自分にとって良い講師が見つかれば、その会社がベストということになってしまいますかね。良心的な値段のこの3つのオンライン英会話であれば。

結局、最後の決め手は人ですよ。

フィリピン
サチャンでいいよ
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