大赤字ソフトバンクグループの株価操作で思うこと

株の負け方

歴史的大赤字1.7兆円を計上して爆上げするSBGの株価

株の初心者トレーダーの危険回避になればと思ったので、ちょっと書いてみる。

これだけの赤字を出して、株価が爆上げするっておかしいと思わないだろうか?

私はおかしいと思う。

けれど、初心者ではないから、発表日翌日に勢いよく上げてるときに空売りは控えた。

でも、正直に言うと、当日の引け間際に、一服しながらスマホで値動き見ていたら、ショートしたくなって、1枚だけ株価の5円上に指して、刺さったら、すぐ下で買い戻して、コーヒー買って戻ろうと思っていたけれど、最後1分を切ってから30円ちかく上がって、2,200円の含み損を抱える羽目になった。

反省したよ。

油断大敵。

スマホだと操作が間に合わない。

初心者だったころ、この手のポジションを放っておいて、文字通り桁違いの損切をしたことがあるので、寄成の返済買い注文を入れておいた。

その夜のダウも上がり、ADRの株価も上がり、一瞬の遊びで1万円以上の損失も覚悟した。

週明け金曜の終値と同値で約定してまだ運がよかったと思った。

こういう何気ないポジションが大怪我の元になることが多々あるので、特に初心者は気を付けた方がいいだろう。

損失回避バイアスが発動して、損切できなかったりするから。

さて、失敗例はこの辺までにして、SBGのこの値動きは、株価操作ではないのだろうか?

先日ケチなインサイダー取引で捕まった会社員がいたが、大口は堂々とこの手ことをやっている。

なんせ、太客に対しては、東証をはじめとした捜査関係者各位見て見ぬふりが定石だから。

日本の歴史上2番目の巨額の赤字を計上して、爆上げするんだから。

なんか、私はシラけてしまった。

SBGはN先物と連動して動くことが多く、私は指数を動かすのにSBGを大口が使っていると思っていた。ファーストリテイリングもそういうことが多かった。特にコロナの上げ相場の時は顕著だったと思う。

決算発表前後の30分足はこちら。

いかにもコントロールされていると思う。

大赤字なのは大口は当然情報として事前に掴んでいるだろう。決算が大赤字かもしれない、そうしたら暴落するかもしれない―という個人の恐怖を誘って、決算直前まで空売りを入れて行って落としていって、歴史的大赤字の決算発表直後で、個人は騰がるなんて思いもしないところをカチあげていくのは、シナリオどおりだったのだろう。

トランプが大統領になったときもそう。

あんなのはトランプが当選しようと落選しようと、選挙直前まで不安を煽って売らせていったのをそこで拾って、今度はカチあげていくという大口の結託したシナリオどおりなのだと思う。

いくらなんでもそろそろ反転、と思うところでショートを入れると、それを養分にすべく更に一段上げていって、損切が多発したあたりで切り返してくる。

デイトレをしているとよく感じるのではないか?

ここら辺りでそろそろ?で仕掛けると早仕掛けになったりする。

もっと待てるかどうかが勝ち負けの分岐点だったりする。

逆張りは特にそうかなと思う。他の連中がどのあたりで損切を入れるか?大口はそこまで動かしてくるか?そういったことを考えて打つのがいいと思うが、逃げるときは、待たずにさっと手放さなくては生き残れない。

失敗したら、それを潔く認めて、自分を正当化しないで手放すのが大事になってくる。

これって、結構難しい。

でも、できると日常生活もスムーズに過ごせるようになるだろうけれどね。

ま、感情があると難しいことをするのが、デイトレだと思う。

利上げして、ナスダックは明らかな下降トレンドで、今期第一四半期になんら明るい材料もないのに、投機会社SBGの株価は爆上げした。

いかにも大型仕手株のSBGだ。

前回はこう動いたからきっとこうなる。大赤字なのだから株は下がる。という予想をあっさりと裏切って逆をついてくる値動きをするのは、きっとそういう張りかたをする小口が多いから、そこでそれを養分とすべく動きをAIなりアルゴが選択するのだと思われる。

SBGを触るときは、くれぐれも気を付けた方がいい。

自分は博打を打っているのだと、はっきりと認識しなくてはならない。

喰うか喰われるかの鉄火場で勝負をしているのだと。

ソフトバンクグループは税金を日本にまともに払わない会社であって、やっていることはギャンブルであって、その株もギャンブルとして使われているのである。

まともじゃないんだよ。

まともじゃない値動きをした後で言われる。

好決算で下がれば、材料出尽くし。

悪決算で上がれば、あく抜け。

なんてことはない。その株を動かしているの大口のコントロールによるものだ。

大型株なのか、個人が主体の小型株なのか、小型株だけれど、大口が入ってきているのか。銘柄の癖はどんなか―。

仮説を立てながら、攻守を切り替え、特に守備を固めておくのが個人トレーダーとして生き抜くコツではないだろうか。

ベアマーケットの中にいて、しかしこのようなカチあげに出くわすことがある。

それがダマシなのか?それともトレンド転換なのか?

今は本当に難しい相場だと思う。

くれぐれも、アルゴが作る行き過ぎるボラで、儲ける分にはいいが、想定外の動きで養分にならないように気を付けなくてはいけない。

予想しようとするのではなくて、値動きに合わせて機敏に動けるトレーダーでないと短期トレードは特に難しい局面ではないだろうか。

個人は「見」として、分からない自信が持てないときは、見送るのが吉だと思う。

自称プロの予想屋だってこのザマなんだし。

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個人的には、塩漬けだった本命の現物株が好決算で素直に上がってきたので、ようやくナンピンして増やし過ぎた分を利食えて、キャッシュポジションを増やせてホッとしている。

そういうことがあると、日本株は底打ちしたようにも思うが、まだ楽観まではできないか。

アメリカのインフレは本格的だし、コロナバブルが崩壊している最中だから。

上記の現物株は一時何十万円も含み損を抱えていたけれど、アフターコロナで業績は戻ると思って買っていたので数か月放っておいたが、含み損から含み益に変わった。

一連のトレードにおいての反省点はたくさんあるが、現物の良さを知る経験になった。

待って、引き付けて、分割で現物を仕込むのが一番安全で、王道だと思う今日この頃である。

 

信用でやる短期トレードは、博打がなんたるかをしっかり押さえて、勝負に臨むことだな。

先ずは生き残らないとだし。

今の地合いは初心者には難しいと思う。

ロットをかなり控えめにして勉強するつもりで打つか、やらないのが無難だろう。

難しいと思うし、勝てていないのに、手を出しまくっている人は依存症だろうな。

そういう人は、こちらを読んでみるのもいいかもしれない。

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