ポジポジ病の実例|デイトレ依存症で財産を失う前に読む

ポジポジ病株の負け方
ポジポジ病

ポジポジ病は意思では治らない

さて、「ポジポジ病」をご存じか?

既に自覚があってこの記事を読んでいる方が多いと思われるが、一応説明すると、株や先物やFXでポジションを持っていないといられない病気である。

ポジポジ病なんて言うと、何処かぬるい感じがするが、ズバッと言ってしまうと、ギャンブル依存症である。

株やFXのトレードをする連中のなかには、ギャンブルと認めたがらない連中も多いが、私は自分のやっていることはギャンブルだという自覚がある。

中長期で保有するポジショントレードは投資の側面もあろうが、デイトレやスイングはギャンブルと中身は同じだと、物事を客観的に見られるトレーダーは認識しているだろう。

株での些細な損失を取り返す為に、仕手株的でギャンブル要素の高い日経平均先物に手を出してドツボにハマり、その後猛烈に反省し明け方まで検証をして、昼間まで寝るつもりで布団に入ったのに、近所の騒音で休日にも関わらず8時前に目が覚めたので眠いが、朝飯も食べずにこの記事を書くことにした。

鉄は熱いうちに打て。

この記事は、私がデイトレのポジポジ病を本日を持って断ち切るためにも書いている。

そして、私が晒す恥は、反面教師として、リアルな情報として、みんなの役にも立つことだろう。

儲かるぞとデイトレを推奨したり、テクニックを書いてある本や記事はあっても、事実を並べてデイトレを真っ向から否定するのは少ないだろう。

なんせ、デイトレーダーはいい客になるから。

先ずはこの動画を見られたし。3分少々の短い動画だが、ポジポジ病の怖さが凝縮されている。

ポジポジ病の患者の頭の中では、ギャンブル依存症と同じことが起きている。ドーパミンにより強化された脳内の報酬系回路が、依存している行動をさせてしまう。

意思では止められない心(脳)の病気。

もんちゃんのこの動画は非常によく症状を表している。特に最後に苦しみながら発した言葉が、ポジポジ病=デイトレ依存症だと明確に言っている。

更に負けるリスクを認識していながら、止まらない…。

ポジポジ病だと負けるのはなぜ?

ポジポジ病だと何故トータルでは勝てずに、コツコツどかんと有り金を失うか?

それは簡単なことで、エッジのないポジションで戦うことが多いからだ。

みんなは自覚があるだろうか?戦っている相手は、資金力、情報力、武器(トレードツール)とあらゆる面で自分より格段に優れている。そんな相手に対して、エッジ(優位点)のない場当たり的なポジションで勝負すれば、ほとんどの場合養分になってしまう。

エッジはそう都合よく、自分がポジりたいタイミングで転がっているわけではない。

俯瞰して相場を眺め、個別の事象を分析し、この株価なら勝てそうだ(負けても許容範囲に収まる。含み損を抱えても粘れる。)というところまで引き付けて待って、資金管理をしっかりしてロットを決め、漸くエッジは作れるのだが、ポジポジ病はそこまで待てない。

私はそうだった。

負けや、早く手じまいしすぎて、機会損失が大きかったときに、それを取り返そうとして泥沼に陥った。上の動画の時のもんちゃんもそうだろう。

負けた分を直ぐに取り返したくて、値動きに飛びつく、そういういときは準備もシナリオもなければ取り返したいからリスクを取りがちだ。

普段なら見送るような場面でも勝負に出る。結果、危ういトレードをすることになり、数を重ねれば負けが増えるのは当然で、その負けを更に取り返そうとするから負のループから抜け出せなくなる。

そして、回数を重ねることがポジポジ病を脳に浸透させてしまうのだ。

この仕組みはギャンブル依存症と同じなので、詳しい話はこちらの本を読むとよくわかる。

昔、競馬狂時代に依存症の本は何冊も読んだけれど、この本がイチオシ。とても分かり易いし、作者の患者に対する優しさが伝わってくるので救われる。

 

株と先物の(デイトレ)ポジポジ病の体験談

自宅で簡単に出来るだけに厄介だ。

私のようにテレワークになってから毎日ザラ場を見続けて、デイトレ依存症を引き起こした人もいるのではないだろうか?

昨夜、正確には早朝、私は悟った。

では、私がポジポジ病であると悟った事実を見てみよう。

  1. 10月5日に日経先物のデイトレで3万円以上負けて、紙に書いてPCの横に置いた。そこにはこう書いてある。10/5 ▲30,000「二度としない。飛びつき。No 逆指値(損切ができないから逆指値注文を入れろという戒め)、デイトレ、先物、ナンピン」
  2. 10/11 ▲30,000 X 2=▲60,000と紙に追加で書き込みがなされた。(二度としないハズでは?)
  3. このところ(岸田総理誕生後の時期)、地合いが不安定なので、当面の間手を出すのはリスクが高いと判断し、口座から全額出金した。
  4.  2日後、50万だけ入金し、中長期用に現物で低位株を少し買うことにした。
  5. そのような前提にも関わらず、10/14商船三井でデイトレードをしていた。(誰かと似ている!?)
  6. 10/15に以下のトレードを行っていた。

2,000円目標のテレワークの合間のデイトレが…

結局現物で保有しようと思っていた株を見送って、それ自体は地合いも考慮してのことなので間違ってはいないのだが、ちょこっと商船三井で仕事の合間にデイトレして昨日2,000円増やしていた。

その流れでの今日(10/15)は本業が暇な感じだし、少しだけやろうか、ということでテレワークをいいことに証券会社のトレードツールを開いていた。

テレワークだと、デイトレに時間を割いても、他の時間で調整すれば給料に見合った仕事をこなせてしまうわけだ。(本職の質が下がる可能性があり、そもそもが専業デイトレーダー的なことに取り組むのは判断ミスだと思うが)

では、10/15の酷いトレード内容。

軽い気持ちで触った商船三井のトレード

軽い気持ちで触った商船三井のトレード

商船三井で飯代でも稼ごうくらいの気持ちで、リスクを取らないように心がけていたが、ここで負けた3,000円を取り返そうと先物に手を出していた。

そもそも、初めの2回で2,000円(金利等除く)の目標を達成していたのに、止めていないのがポジポジ病なのだろう。

事前にまったく研究をしていないし、地合いが不安定でどっちに動くか分からないから、日経平均先物には手を出してはいけないと考えていたのに…。

ポジポジ病の例:ここから始めて・・・

ポジポジ病の例:取り返そうと昼間から始めて・・・

ポジポジ病:取り返そうと3時まで損失を増やすという…

ポジポジ病:取り返そうと朝3時まで損失を増やすという…

途中経過は省略するが、手数が多すぎるわ、仕掛けが早すぎるわ、逆指値をまったく入れないで損切は遅れるわ、大きなロスカットは全てあと10分も待っていれば大きな利益に変わっていたという・・・。

ポジポジ病だと勝てないことは、伝説の投機家リバモアも強調しているのに・・・。

振り返れば目も当てられないトレード内容で、見せ板やチャートを作って、デイトレ個人を誘うようなことを大口の敵連中は頻繁にやっているが、見事に誘いに乗っては、養分となっての繰り返し。

中でも酷かったのがこれ。メンタル的にも資金にも余裕があって、眠気もないときだったら、損失でなくて利益を確定させられた自信があった。ダウの値動きは予想どおりで、連動していた日経もどんぴしゃりなのに、利益でなくて大きな損切をしていた。

ミニ2枚しか張れないし、3,000円の回収が目標だったので、スキャルピングに終始して、ロスカットが遅れて損失を膨らませて、大波には乗れずという。

日経先物10/15ナイトセッション

日経先物10/15ナイトセッション

ナイアガラの手前でショートポジって、天井から少し下げたところでロスカット。放っておけば全て利確できていたのが、久しぶりに会った友人と夕飯を共にして、ビール3杯飲んで帰ってきて眠りたいのに徹夜作業して養分となった。

寝ればいいのだよ。飲んできて、眠いときに、生き馬の目を抜く鉄火場で勝てるだけの頭が働くかね?

そんな簡単な判断も出来ないし、止められない。取り返そう。取り返そう。相場での負けは相場で取り返そう。

これはギャンブル依存症の典型的な症状だ。

ポジポジ病の負け

ポジポジ病の負け(-27,804、-10,156)

正にポジポジ病の典型的な負け方だ。

3,000円を取り返そうとして、40,000円負けている。

3,000円を取り返そうと損失回避バイアスが発動して、逆に増やした損失を取り返そうとして、リスクを取って、更にそこで増やした損失を取り返そうとして、リスクを取って、更に…。

儲かったのは、私に都合112回も取引してもらった証券会社と、感情トレードを繰り返して良いカモを見つけたモニタの向こうの見えざる悪魔たちだった。

まさに、ザ・養分となっていた。

50万円の資金で4万円は、実に8%の損害。

500万で8%ならば、40万円ということ。

こんな資金管理をしていたら、直ぐ破産。

こんなことは、絶対にやってはいけない。

こんなことを今後もやっていたら、明日は我が身のもんちゃんだ。

私は我に返った。

テレワークになって毎日のようにモニタを見ているうちに、いつの間にかデイトレ依存症になっていた。

止めようと決めていたのに、止められない、止まらない。

これは、治療が必要。

もう、意思では止められない。

口座の残金は出せるだけ出金予約したし、暫く相場とは距離を取り、スクリーニングも休み、ニュースも見ない。発注板とチャートを見たくなる衝動に駆られそうなので、スマホの株アプリもアンインストールしたし、治療を施すことにした。

私は将来病気が再発しそうな気配を感じたら、世間に恥を晒して宣言したこの記事を読もうと思う。

そして、この記事を読んだみんなは、特に初心者の方は、知らず知らずにこういうことになる可能性を含んでいる高頻度のトレードについて、今一度考え直すきっかけとなれば嬉しい。

いくら頑張ったところで、BNFにはなれない。

私はデイトレの技術を磨くことに時間を割くことは、長い目で見ると無駄な努力で、人生を不幸にすると思う。

極めたところで、引きこもりの生活だ。

サラリーマンが兼業でやって、トータルで勝てるほど甘い世界ではない。

技の習得にテレワーク中に励んで、下手に自信を持ったり、試したくなったりすると自分の首を絞めることになると思うのだ。

要するに、その努力は、ポジポジ病を強化してしまう。

軽い気持ちでちょっとだけのトレードだったのに、気が付けば損失回避バイアスに振り回され、大火傷するのだから、初めから君子危うきに近寄らずだ。

コツコツ勝っても必ずドカンと負けるのが、ポジポジ病であって、デイトレード。

自信過剰バイアスに邪魔されて、ゆめゆめカリスマトレーダーと同じ結果を自分にも得られると思うなかれ。

私は普通の人間だ。

人生を豊かにするためには、諦めも肝心。


ポジポジ病を本気で治したいと考えている人は、専門の本を一読することをおすすめする。軽い気持ちで放置すると、全財産失いかねないよ。

追記、

約3か月後、封印したデイトレを再開したら最悪な結果になった・・・。

 

 

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