デイトレは勝てない!封印したデイトレを再開したら最悪な結果になった

デイトレ 株の負け方
デイトレ

株の負け方|デイトレは勝てないように出来ている

1/26にこれだけ損切したのを取り返そうそうとして・・・

その夜FOMCのイベント狙いの早朝4時30分過ぎまで徹夜した挙句、その日唯一の誤発注で、買い戻しのところを間違って新規買いをしていて、その処分を待ったときに、ナイアガラの滝を喰らって固まり・・・

 

翌日取り返そうとして超安易にポジって、この逆指値を狩られて、己にはデイトレをやる資格がないと悟った。

3日間の確定損益 合計 約▲252,000円

1/26 9984SBG ▲73,000円

1/27 日経平均先物 ▲134,000円

1/28 9984SBG ▲45,000円

 

では、具体的に時系列を追ってこのどうしょうもないトレードの経緯と心理的な状況も踏まえて追ってみよう。

負けている人もこうすれば勝てる。という教材や口座開設への誘導記事でなくて、デイトレードは勝てないから、辞めるという正直な話しをする。

反面教師として全ての初心者デイトレーダーや負け越しているデイトレーダーの役に立てると確信している。

貴重な金が機関の養分となっただけでなくて、見知らぬ善良な市民の役に立ったなら、それはまったくの無駄ではなかった。(と、思いたいのさ)

悲劇の発端は安易なデイトレの再開からだった(始まりはいつも勝ち)

ポジポジ病の実例|デイトレ依存症で財産を失う前に読む この記事で私はデイトレを辞めると宣言したのに、急に休みが取れ、先日オンナとも別れたし出かけるところもなく、本格的なPCに向き合うデイトレを再開してしまった。

もっとも、その前にチョロチョロとスマホでロットを抑えて、ゲーム感覚でやるようになっていたのも勝っていたがルール違反だった。

移動時間や一服の休憩を入れるときに、飯代程度を狙ってスキャっていた。

1/24 ネクステージ株が予想どおりの踏み上げで上がっていたのだが、さすがにここらで反転だろうと思えた瞬間をスマホで見てしまった。

そう思った個人デイトレーダーが多かったのだろう。そこから、昇竜拳がさく裂した。そして私は損切した。

が、終値は私の売ったところよりも安かったのだった。

それが悔しくて、取り返そうと強く思いその夜入金して先物に手を出した。

2万円勝って損益はプラテンしたのだけれど、そこで何かが弾けたのだった。

そう、脳内に放出されたドーパミンが判断を狂わせたのだった。

気づかないうちに、ポジポジ病が再発していた。

会社が今年度中に5日以上の有給を取ってくれと言ってきたので、1/25は休みを取得していた。そして、SBGを信用取引フルレバでデイトレするという蛮行に及んでいた。

デイトレ中に200株売りそびれた分を引っ張って、その上ナンピンし、1,600株持ち越した。平均取得額が5,200弱だった。

翌朝のことだった。ダウの暴落から予想していたものの朝方遂に節目の5,000円を割ったのだった。スマホで含み損を確認したとき▲34万円だった。

正直な話仕事が手につかなかった。逆指値は入れていないし、追証は避けねばだし。大陰線もあり得る状況だったし、下降トレンド中だし、戻ってこない恐れもあった。

出社前に5,168~5,228の間で5か所に分けて決済の売り注文を入れていた。

全部約定すれば4万円くらいの利益になる注文だったけれど、取り消して、株価5,100を超えてまた下げてまた戻ったところで、半数以上処分した。

残りは放っておくつもりだったが、昨日の後場と早朝の強烈な下げの残像と地合いを考えて、安全の為に5,160あたりで損切した。

その直後だよ。勢いをつけて上昇して、前場の終わりころには5,228以上になっていた・・・。

スマホを一切触らなければ、約40,000円の利益だったのに、逆に▲73,000円となった。

取り返そうという気持ちは止められない

何としても取り返そうと思った。

日経225先物のナイトセッションでデイトレをするしかない。

序盤で下手を打って、3万円のロスを抱えたもののコツコツと取り返していき、もう一息でプラテンというところだったのだが・・・。

日経225先物

日経225先物

4時と4時半にFOMCのイベントがあって、その後ボラを狙っていたけれど、読み通りの動きをしていた。この10分足のチャートで見ると。

でも、この中で大負けのトリガーを引いた。

1分足、3分足で見てスキャルピングをしているからカモられる。

デイトレのスキャルピングはトータルでは勝てない

デイトレのスキャルピングは凄く危険で、機関側が圧倒的に優位な戦場だと分かっていたはずなのに打ちまくっているのは、その時点で自己規律が破れていて、負け確定路線を歩んでいるということだ。

機関にはカモのポジションが丸見えで、個人が持っていない情報も即断で処理して、優位なポジションを作り、アルゴリズムトレードで攻めてくるからだ。

罠となるチャートも作れる。個人には無理な話だ。

参考記事:
個人投資家が機関にカモられる理由

 

このようにコツコツと初めは勝っていたとしても・・・。

デイトレ スキャルピング

デイトレ スキャルピング

デイトレ スキャルピング

デイトレ スキャルピング

デイトレ スキャルピング

デイトレ スキャルピング

デイトレ スキャルピング

デイトレ スキャルピング

デイトレ スキャルピング

デイトレ スキャルピング

デイトレ スキャルピング

デイトレ スキャルピング

デイトレ スキャルピング

デイトレ スキャルピング

スキャルピングでコツコツ勝っていても、ドカンとやられるので、やってはいけないのは分かっていたのに、止まらないのが怖い。

それにしても、運も悪かった。

でも、初めからやらないというルールを破ったのがそもそもの始まりだ。

上図の初めの長い10分足の陰線の頂上辺りで、3枚買埋したと思ったら新規買いの誤発注というのがあった。

このとき、冷静ならば引けで同時決済することもできたし、ボラが落ち着くまで様子を見ることもできたはずなのに、直ぐに買埋した。

逆でもよかったはずだが、誤発注した買い玉が3枚残った。

買う予定がなかったのに・・・。

その後、手数料分1ティックでいいから上がるのを待ったら下がった。そして損したくないからもう少し待った。そこでガラに巻き込まれた。

凄く早く動くのと、私の使っている証券会社のツールは先物の注文が確定するのに株と比べると遅くて瞬間ではなくて、「よっこらしょ」くらいかかるので、決済できず置いて行かれたという不運もあった。

竹槍とは言わないが、火縄銃で戦場に立つようなものだ。

値動きが早すぎて、遅れを取る。

脳の働きが鈍り、即断が出来ないというのもあった。

2本目の大陰線の下の方で、ヘッジで3枚売った。

ほんと、余計なことしやがって・・・。

ここまで落ちてくると、反転の期待よりも底抜けの恐怖が勝ってくる。渦中にいると。

ナイアガラの途中で建てたロングのナンピン3枚は損切したが、余計な6枚の売り買い玉は持ち越した。

翌朝の値動きが上のチャートの右側だけれど・・・。

デイトレ スキャルピング

デイトレ スキャルピング

そして、朝、損切した。

ホントにヘッジの売りが余計だったけれど、その時は次はGDで始まる可能性もあったと考えたわけで仕方ない。

瞬間瞬間で大金を動かす判断を執行しなくてはいけない研ぎ澄まされた集中力を必要とすることを寝不足の生身の人間がそもそもやってはいけないのだ。リスクが高すぎる。

そして、本当に余計なのは、早朝大陰線の中で建てたロングのナンピンと初めの誤発注で抱えた玉を早々に損切する判断を先延ばした判断だった。

このバイアスの所為だ。損失回避バイアスの考察|大きく負けて小さくしか勝てない理由 詳しくはここに書いた。

でも、書いたということは分かっているハズなのに?

だから私はデイトレはしてはいけないって、それこそ分かっていたのに・・・。

スキャルピングでコツコツ勝ちを積み重ねたところで、一瞬の判断ミスから崩れ落ちて、終わってみれば、1/27 日経平均先物 ▲134,000円という結果だった。

 

取り返すどころか、損失を増やした。

だから、それを取り返すことにした。

翌日は有給休暇を取得した。

眠い時の判断は命取り

前夜もナイトセッションを眠い中でやって、▲27,000円の損失を抱えていた。

 

会社に行くときと同じ時間に起きているから前々日の徹夜もあって、眠い。

だけれど、デイトレをしていると妙に充実しているのは、これ脳内物質の影響で、朝からパチンコ屋に並んでチカチカ光る画面を眺め続けている時間と金を無駄にしている連中と同じことが起こっているということだ。

行為依存(プロセス依存)でもあるので、連中はパチンコ屋に行って、あのうるさい音と眩しい光を見ていると落ち着くのだ。

下記の兆候が出たということは、私のデイトレはギャンブル依存症と言えるだろう。

・自分で作ったルールを破る。

・この三日間ロクに飯を食べていない。

・コーヒー(カフェイン)とアルコールの量が倍増。

・仕事よりも睡眠よりも食事よりも他者との関わりよりも、デイトレをすることを優先している。

・徹夜した後から目の奥の鈍痛が消えないので、目を休めるべきと思っていながらモニタを凝視し続けている。

・株の負けは株で取り返すという執着。

・デイトレ中は妙に落ち着く。逆に言うと、やらないと落ち着かない。

・四六時中株のことを考えている。

・そして、止まらない。

これかが当てはまる人はパチンコと変わらないだろうから、撤退したほうがいい。

このタイプは、デイトレが原因で、人生そのものを棄損させる恐れがある。

さて、前場はスキャルピングをしなければ、大きく取れて全部取り返せていた値動きだったのに、スキャルピングしているから小さくしか取れない。

それでも、昨夜のナイトセッションの▲27,000は、前場を終えた段階で、▲2,931になっていた。

ここで終わらせればいいのだが、プラテンさせたくて、なぜかSBGのデイトレを後場やった。

たぶん、この一連の負けのきっかけがSBGだから、そいつから取り返してやりたいという気持ちがあったのだと思う。

リベンジトレードは大抵負けるのだが・・・。

またやった。

デイトレの負け

デイトレの負け

またやってるね。下から2番目の新規買いは、買埋のつもりだった。

先物とかSBGのようなボラが激しいのはスキャルピングするならば、一瞬でやらないとだから、どうしてもこういうミスが出る。

眠いときは特に。

このときの余計な▲1,000円を一発で取り返そうとして、次はいきなり6枚建てている。

冷静なときはあり得ないトレードだ。

3分後に▲8,400(+利息、手数料)だ。

ひょっとしたらパチンコ以上に危ないのではないか?

そもそも、それまで1、2枚でやっていたのにいきなり3枚で始めている時点で冷静ではないってこと。

極めつけがコレ。

なんで、こんなことしたかさっぱりだが、その時はボーっとしていて、凄く安易にリスクを捉えるようになっていて、それでいて取り返そうというバイアスはしっかりと残っている。

損切の代わりにナンピンしている。

プラスになった時もあったのに、やけにのんびりとしていたのを憶えている。

因みにこれがその時見ていたチャート。やっている時は下がりそうに見えたのだけれど、実際のところはチャートを作れるだけ握っている大口が、そう見せているんだよね。

誘っている。

でも、この時に逆に小口のロングが多く溜まっていれば、ナイアガラを起こしていたと思う。それがアルゴのやり口で、デイトレーダーはカモられるわけだ。

SBG 1/28 チャート

SBG 1/28 チャート

因みに4日前からの5分足のチャートがこれ。

SBG 1/24~28 チャート

SBG 1/24~28 チャート

 

冷静でいられるときは、こういう場面ではリスク回避で様子見に回るか、ロットを抑え逃げる出口も考えて入るものだが・・・。

本当に眠かったし、前場終わった時点で明らかに集中力が切れていた。

だから、止めないといけないのに、止まらないのが怖いところだ。

この後、気分転換にマッサージに行って、帰ってきて洗濯機を回している内に寝落ちしていた。

翌朝、洗濯機の中に洗濯が終わった衣類があった。

正確にリスクを判断できない状況に頻繁に遭遇するのが、デイトレのリスク(勝てない理由)

眠くて、脳の働きが弱く、正常ならできている判断が出来ない。

でも、口座には金があり、信用取引でリバレッジもかけられ、PCやスマホの操作で簡単に大金を動かせられる環境に居る。

負けているから取り返したいというバイアスがある。

要するに、理性でコントロールする部分が薄まって、本能のバイアスが残って、それで安易にポジョンを取ったということだと思う。

夢遊病者のようなことをしたなぁと後になって思った。

こういう危険な状況が、毎日続けているといずれくるから、デイトレは(長い目で見ると)勝てないと思う。

習慣になってしまうと、コツコツ勝ってきても、そういった場面を避けては通れず、ドカンと負ける。

 

眠くなかったとしても、冷静にリスクを判断できない状況に遭遇することがよくある。

ボラが激しくて、急落、急上昇に巻き込まれ、上手く損切が出来ないで、レバレッジをかけているので、想定外の多額の含み損を抱えてしまう。

今回の私のように、短時間での処理故に確認を怠り、誤発注してしまう。

そんな状況も少なからずある。

そこで、損切しないで、ナンピンしてしまう。

含み損が更に増える。

逆に今度は直ぐに損切したら、その後思った方向へと勢いよく方向転換した。

悔しくて、逆張りする。更に勢いを増して動いて、あっという間に新しい含み損が増大する。

 

いずれも、日足や週足で見ると、自分の思った方向へと動いているのに、大きく負け越していた。

そんな経験ないだろうか?

機関の作る罠や仕掛けに頻繁に遭遇し、振り回されて、冷静にリスクを判断できない状況に追いやられて、そのような状況で正しい即断を続けることは困難だ。(長い目で見ると)勝てない。

デイトレのやっかいなところ、特にスキャルピングでは、一瞬で判断して実行に移さないといけないということだ。

そして、即断できてもHFTには常に遅れを取ってしまう。

人間はマシーンではない。

感情があるし、疲れも出る。

スピードと情報と資金力で勝てない戦場で戦い続ければ、上手く戦っていても数を重ねれば、差が出てしまう。

そして、いつか失敗する場面に遭遇するだろう。

一瞬で正しい判断と実行が出来ないことがあるのは、人間である以上普通のことだ。

その時、今回の私のように大きく崩れるリスクがあることは、人間である以上は消せない。

デイトレを続ける限りは、勝っても負けても終わらない

私は大きく負けるときは、スタートは大抵勝ちから始まっている。

つまり、勝っても終わらなかった。

そして、取り返したくなるから、負けても終わらなかった。

資金が底を打つまで続けることになるから、デイトレは止めた方がいいと思うのだ。

ギャンブル依存症の度合いが強いと、借金しても続けるだろう。

そもそも手持ちの資金以上の信用取引は借金だけれどね。

さいごに

こうやってまた一人、デイトレという戦場から退場する凡人がいたって話。

これを機にデイトレの習慣は絶対に絶つ。

そう誓ったことは過去にもあったが…。

兎に角、辞める方向に自分を誘導していく。

特に気を付けないといけないのが、スマホのデイトレ。

飯代程度でも、気軽にやり始めたら、結果は見えている。

本業が疎かになり、ポジポジ病に蝕まれる。

ポジポジしていると何処かで、荒い値動きや判断ミスで想定外の損失を出すことになる。

利益が出ている瞬間を見て、決済しようと操作している間に利益が消えていることもある。

取り返そうという例のあのバイアスが発動する。

気づけば同じ轍を踏んでいる。

 

スマホには危険が潜んでいる。

手軽で便利な分だけ、リスクにも簡単にアクセスしてしまう。

話は反れるが、子供が親というフィルターを通さず、気が付かないで、いつの間にか、危険に直接アクセスしてしまう恐れがあるのが、スマホ。

トレードのスマホアプリには似ているところがある。

私の場合、ちょっとだけ、それが破産へのトリガーになると確信した。

この先同じことを繰り返すようなら、それは廃人になるということだ。

 

「デイトレードやめますか? それとも人間やめますか?」

 

ヤク中と同じだけの危険性が私のデイトレには潜んでいたという認識を持てたのが、この3日間の戦いで得られた唯一の貴重な利益だった。

世の中にはデイトレードを一切やってはいけない人間もいるということだ。

そして、そんな人は案外と多いかもしれない。

 

事実として、負け越している個人の方が圧倒的に多いのが、東証カジノだ。

機関(ファンド、大口等)はプレーヤーでもあるが、胴元のようなものだろうな。

そこんところ、よく考えた方がいいと思うよ。

みんな、どうやったら勝てるか?といった話には興味があるだろうが、株の負け方も調べておいて損はないだろう。こういうリスクも潜んでいるということで、反面教師として誰かの役に立てたなら、負けた甲斐があったというものよ。

私の株の活動は長期休暇に入った。

まぁ、失った後、執着を手放した後、っていうのは、結構な確率で良い運が舞い込んでくるから、楽しみはある。

空きが出来るからね。そこを別のことに使えるからだと思う。

GOOD LUCK !

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