岐阜暴威に学ぶ|損切ができないバイアスの怖さ

岐阜暴威株の負け方
岐阜暴威

岐阜暴威に学ぶトレード「損切」の急所

株の負け方を学ぶ上で、岐阜暴威君ほど参考になる漢はいない。

私が彼を知ったのは、私がすっかり負け干してしまった後だったが、彼のことを株に手を染める前に知っていたらどんなに救われただろうかと思う。

世の中には(ユーチューバー界隈にも、ブログ界隈にも、あなたの会社や学校にも、芸能界にも永田町にも)ええかっこしいの良いところばかり見せておいて、実はいい人でもなければ実力もなく、実際の中身はペラペラの奴もたくさんいるが、彼は違う。

汗水流して自分で働いて稼いだ金を全力入金し、本気で勝ちに行って、視聴者の期待を裏切らずにしっかりと負けて帰ってくる。

バイアスでがんじがらめになって、耐えきれなくなって、そこでようやく損切をする。

私が初めて岐阜暴威君のことを知ったのは、この動画だが、まるでいつかの自分を見ているようだった。

岐阜暴威 YouTube動画:追証…ロスカット…退場 2020年3月9日トレード

本当にこの動画は参考になるから、特に株の恐ろしさを未だ知らない素人の初心者は見た方がいい。

11分あたりから見るといいだろう。上部に評価損益が表示されている。

反面教師として、学ぶことが山ほどあるはずだ。

完全に正常性バイアスが発動している。

正常性バイアス(せいじょうせいバイアス、英: Normalcy bias)とは、認知バイアスの一種。社会心理学、災害心理学などで使用されている心理学用語で、自分にとって都合の悪い情報を無視したり過小評価したりするという認知の特性のこと。

自然災害や火事、事故、事件などといった自分にとって何らかの被害が予想される状況下にあっても、それを正常な日常生活の延長上の出来事として捉えてしまい、都合の悪い情報を無視したり、「自分は大丈夫」「今回は大丈夫」「まだ大丈夫」などと過小評価するなどして、逃げ遅れの原因となる。

人間の心は、予期せぬ出来事に対して、ある程度「鈍感」にできている。日々の生活の中で生じる予期せぬ変化や新しい事象に、心が過剰に反応して疲弊しないために必要なはたらきで、ある程度の限界までは、正常の範囲として処理する心のメカニズムが備わっていると考えられる。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

私も経験あるが、ぼーーっと頭が何故か他人事のように感じて、まぁなんとかなるんだろぉなぁと思って、凄まじい勢いで増えていく含み損を損切せずに眺めている。

シャ乱Qを楽しそうに歌ってから、自身の禿頭を太鼓がわりにリズムを取るまでのその数分の間にいろんなものが詰まっているが、強調したいことは頭の中では損切すべしと思っていながら、ロスカットせずに、悪い方向に進んでいる値動きをただ見続けているだけということである。

「寄り付きで切っとけばよかった」と何回言ったことか。

もう過去には戻れないのだから、今ここで損失を確定させるしかないのに。

しかし、躊躇して、反転を期待してしまう。その間にどんどんと損失が嵩んでいく。あなたにはそんな経験ないだろうか?私はあるよ。

「マジか3万稼ぐのにどれだけ大変だと思ってんねん」

彼はこう嘆いているが、そう思えるから庶民には中々損切ができない。

ある一定の金額を超えた含み損を抱えると、それだけの金額をいったい自分は何日間働いて稼いできたんだ?と思ってしまうから(訓練されていないうちは)損切を躊躇ってしまいその額を膨らませてしまうのだ。

数分後だったり、数日後だったり、数か月後だったりという違いはあるにせよ、レバレッジかけた見込みのないポジションを抱え続けて行きつく先は、

追証で、ジ、エンド。

損切を先延ばししているときの岐阜暴威君は、正常性バイアスが発動して災難を過小評価し、なんとかなるだろうと感じているのだが、それだけでなくて、損失回避バイアスや確証バイアスやアンカーリングなど、様々なバイアスにがんじがらめになっている状態である。

岐阜暴威はスイングがメインのようがだ、デイトレはより一層バイアスとの付き合いが濃厚になり難しい。

私の失敗や論文を元に書いたので、デイトレに興味のある人は、以下参考してもらえればと思う。

デイトレは難しい?デメリットが怖いからやめたほうがいいかも!?
私は経験してきて、大金を失ったし、デイトレードはやめたいと思った。メリットを上回って、デメリットの打撃を受けることになるから怖い。

 

因みに、岐阜暴威君の只者でないところは、これだけで終わらないところだ。

狙ったかのように損切をした後に反転して戻るのである。

ピンポイント執行はまさに職人技である。

こちらの伝説の切り抜き動画など、その技をさらに磨いた狙いすました一撃だ。

彼の凄いところは、彼は専業ユーチューバーではなくて、サラリーマンだということである。

そして、滅多に逆指値を入れない。

このタイミングで切れるのは、本当に至難の業だと思う。

この時間にライブ配信をしていなければ、彼はこの瞬間を目にしていないわけで、損切をすることもなかった。

この漢はやはり「持っている」のだと思う。

しかし、持っているから(運で)救われている部分も結構あって、まだまだ未熟だと言わざるを得ないところも目に付く。例えばライブ配信にもかかわらず、パンツ一丁で放送しているとか。

こういうところは、社会人としてもっときちんとしたほうがいい。

彼だって会社に行くときはズボンを穿いているはずなのだから、人前に出るときはきちんとズボンを履くべきなんだ。もういっぱしの大人なのだから。

敢えて私は苦言を呈したい。

そういうところから正さないと、いつまでたっても、トレードまでがパンツ一丁でふらふらしてしまう。

彼がズボンを履けるようになるとき、そのときはもう億り人になっているだろう。

 

最後に紹介するのはこの動画だが、やはりまだ未熟だと言わざるを得ない。

今やユーチューバーとしても不動の地位を築いて本人は余裕こいているのかもしれないが、この動画の中で、本物のユーチューバーだったら、間違いなく池に飛び込んでる。

そこなんだよ。

その壁を乗り越えられたとき、きっと岐阜暴威君は本物の漢になれる。

今は未だ自分で「漢」と言っているに過ぎない。

そこまで辿り着くことが出来れば、池の鯉にたいしてあんな軽口など叩かなくなっているだろう。

一流への道は未だ遠いが、精進して近づいてもらいたい。

何故なら岐阜暴威君は、類稀な才能があるからだ。

頑張れ!

燃ゆる緑の美しい情景の中で浄化され、心からの反省の弁を聞くことができるが、すっかりこのときの考えを忘れて、岐阜暴威君は同じ過ちを繰り返すのである。

こうやって的確に分析しているのに、またやっちまうところが、人間岐阜暴威の魅力でもあるのだが。

バイアスにかかる前に準備しておくことが肝要

さて、賢い読者のみんなは、今更私から急所についての説明を聞かずとも、動画を見てわかったはずだ。

バイアスにかかったら、もう遅いということ。

向上心を持って経験を積むと、この動画の岐阜暴威君を見ているように客観的に自分自身を眺めて、別の自分が冷静にコントロールすることも出来るが、特殊能力を持っていない限りは体得するまでに年月が必要である。

自信過剰バイアスで、おれは勝てると思って東証カジノに乗り込んできたものの、感情=バイアスを切り離してのトレードは初心者のうちはできない。

ハイレバのトレードを繰り返していれば、自己コントロールを体得するまでに財産を失って、退場となってしまう。

俗に言う個人投資家の9割が負けて去っていくとはこういうことだ。

個人投資家が機関にカモられる理由
個人投資家の9割は負けるとも言われているが、なぜ個人は投資家は機関にカモられてしまうのだろうか?私がデイトレやスイングといった短期売買に励んできた経験を振り返ると、残念ながら納得できてしまう。

初心者諸君には、一瞬でロスカットを執行しなくてはいけない値動きの激しい銘柄のデイトレをしないことと、逆指値注文をバイアスに支配されていない状態のうちに入れておくことをおすすめする。

あなたの大切な金は、あなた自身が守らなくてはいけない。

が、バイアスが発動すると、あなた自身があなたを窮地へと導いてしまうのだ。

岐阜暴威君からその急所を学んでほしい。

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