中国人はなぜ謝らないのか? 【読めば納得!】

謝らない中国人 上海
謝らない中国人

謝らない中国人 その理由は?

この記事を読んでいということは、謝らない中国人にムカッときたことがあるのではないでしょうか?

私はありますよ~

最近だと、テレワーク中の昼飯によく行く中華料理屋で。

そこは中国語が飛び交い店名が「〇上海」ですので、このカテゴリーとういことで(笑)

料理は旨いんですよ。

でも、給仕係の中国人のオバサンが、ちょっとね…。

ある時、お釣りが少ないのを指摘したら、「すみません」でなくて、不貞腐れたような感じです。

またある時は、100円高い値段を請求されたから、ホワイトボードの値段を指したら、不満げに外に出してあるホワイトボードも見に行きました。

外も8ではなくて7と書いてあったようで、ホッとしましたがw

私が怒られているような気分でした。

謝りもしません。

逆恨みされているのか、私には帰り際「ありがとう」もないことが普通になりました。

間違いを指摘しただけで、怒ったりしていないのですが…。

でも、イライラしても疲れるだけで、無意味です。

だって、中国人だから。

謝れ謝れって、私犯罪でもしたわけ?

私は仕事でもプライベートでも中国人と付き合ったことがありますので、日本で暮らしている日本人にしては中国人に詳しいです。

仕事とプライベートで「付き合う」の意味が違いますので、それなりに深く知りましたw

プライベートの方で、ある時、喧嘩になりました。

だって、謝らないんだもん。

私もそんな怒りんぼでもないのだから、非は認めてひと言謝ってさえしてくれれば、「次から気を付けてくれよ」と言って、それで片付くのに。

で、言い争いになったわけです。

夫婦喧嘩は犬も食わぬってな程度のことだったと思いますが。(夫婦ではないですが)

言い争いの中で「何で謝らないんだよ」と言ったときに言われました。

「私犯罪でも犯したわけ?」

それ以上追求しませんでした。

中国人と結婚した日本人に様子を聞きましたが、まったく同じでした。

奥さんは、滅多に謝らないとのことです。

興味を持って、いろいろ調べました。

直接中国人にも調査しました。

つまり、こういういことでした。

謝らないのは中国の文化

日本人でまともに躾されて、礼儀作法を教わってきた人は、「ありがとう」「ごめんない」っていう挨拶は人づきあいの基本として、教え込まれています。

これって、挨拶のようなものですよね。

挨拶をきちんとしてもらった方が気持ちいいですから、私も心がけています。

でも、中国はこういった教育はしていないようです。

つまりそれは、しょうもない親ってわけではなくて、それが普通なのです。

つまり、文化なのです。

習慣です。

自分が言わないけれど、相手には求めるということではないので、筋は通っていますね。

中国人は挨拶をそんなに重要視していない文化ですので、「ごめんね」がさらっと出てくるということがない人が多いです。

そのうえ、謝罪には、「非を認めるということ=罪を負う」という重い意味があるので、簡単には謝れないのです。

プライドの高い民族ですので、滅多に頭を下げませんし。

勿論、「ありがとう」や「ごめんなさい」は、場面に応じて中国人も言います。

でも、上記の事情で簡単には謝らないですね。

その場の人間関係を円滑にするためにも、一言謝るという使い方は心得ていない人が多いです。謝罪するということは、ずっしりと重い物なのです。

その程度のミスでは謝るに値しないと思っているのでしょう。それが如実に表されたのが、「私犯罪でも犯したわけ?」という彼女の反論でしょうね。

親しい間柄になると、感謝はしているのですが、「ありがとう」を意識して言わないという感じもありますね。

「おはよう」も「おやすみ」も言わないことが多いようです。

挨拶のような言葉は使うみたいですよ。

「今天累了、睡吧」「吃饭了」「上班去」「去哪里」

などを話しかけることが多いと、中国人の知人は言っていました。

「疲れたでしょ?寝なさい」「ごはん食べた?(ご飯だよ!)」「仕事ですか?」「どこ行くの?」

中国は広いので場所にもよるとは思いますが。

知人曰く、「田舎のほうは挨拶をあまり意識しないかなぁ。でも、都会は教育もされているだろうし、挨拶の習慣もあると思うよ」とのことでした。

確かに教育は影響を与えるでしょうね。

例えば英語の授業で、道を歩いてちょっと肩が当たったときなどに「sorry」を使います。なんて話を聞けば、賢い子は取り入れるでしょうし、海外の挨拶の習慣にも触れるでしょう。

実際に若い世代は「吃饭了」よりも、「哈罗」(ハロー)「嗨」(ハイ)などを使う傾向があります。

前出の知人も挨拶はあなりしないとは言っていますが、ニーハオとは言わないけれど、挨拶に等しい呼びかけはしているのだと思います。

「吃饭了(ごはん食べた?)」なんて直訳すると違和感ありますが、日本の「おつかれさま」も、外国人が直訳から理解しようとすると、違和感あるのでしょうね。

職場の中国人が朝挨拶をしなくても、気にしないようにしましょう

挨拶がコミュニケーションの基本とされている日本にきたら、挨拶をすべきですが、しないのは習慣で、郷に入っては郷に従えということに気が付いていないだけで、その人がルーズな人間ではないということを理解してあげるといいと思います。

自分の気持ちがラクになるし、相手も助かるでしょう。

日本人に合わせた方がいいと頭では分かっていても、習慣はなかなか変わりませんからね。

中国人の店でも、ひと昔前と比べると日本式に接客する店がスタンダードになりつつあるとは思いますが、まぁ挨拶がないのは伝統文化の継承者だと思っておきましょう。

ですので、私のことバカにしてるわね。とか、無礼な奴でナメやがって、とか思ってイライラするのは止めましょう。

彼らは別にそうは思っていませんので。

日本の文化は逆には謝りすぎなのかも!?

中国人から話は反れますが、昔デイリーニュースというオンライン英会話の教材で、つくばエクスプレスを題材にした記事がありました。

英語圏の人間が書いた記事ですが、車掌がたった2分電車が遅れただけで、丁重な謝罪をしていた。ということに対して、驚いたという内容の記事でした。

記事の詳細は忘れましたが、そうだよな~と思って印象深かったです。

海外旅行をしていると、特に東南アジアで電車を使うと、2分なんて誤差ですから。

20分遅れても謝る車掌なんていません。

いちいち怒っている客もいません。

記者は、たった2分の遅れでも、丁重に謝罪して、日本人は丁寧で礼儀正しい。と思ったかもしれませんが、たかが2分でいちいち謝らないといけないのかよ。ってちょっと呆れていたかもしれません。

海外に行くと、便利さや気配りなど、日本の良さを改めて認識しますけれど、たった2分の遅れでも謝らないといけないのは、規則を守り相手に配慮するといった美点の反面、他人にも厳しいってことですよね。

例えば、政治家とかタレントがちょっと失言したりしたら、袋叩きでしょう。

マスコミの存在を忘れて、ついそんなこと言ってしまうこともあるだろうに、と思う程度のことでも、ヤフコメとかワイドショーとかの餌食になったりして。

で、謝罪会見。謝れ、謝れ、責任取って辞任しろと。

 

日本は兎に角謝るのが大事なようで、謝り方をレクチャーする商売もあるそうです。

記者会見の謝罪について、謝罪心理アナリストが鋭い洞察力で解説し、謝罪の仕方も教えてくれいますので、こちらの動画など参考になるかもしれません。

 

兎に角、謝ってほしいのが日本の文化なのでしょうか?

確かに食堂で注文するときに呼びかけるときも「すみません」ですからね。

サラリーマンの処世術として、「言い訳せずに即謝罪」っていうのがありますからね。

知らなかったサラリーマンは今日から実践してください。

他人事ならいいですが、自分に返ってきたらどうするの?っていう怖さがありますよね。

細かいところまで気にかけないといけないのが、受け手としては配慮されていて心地よいと思える反面、自分も社会に対して気を付けないと叩かれるというのが、日本で暮らしていて窮屈さを感じるところだと思います。

私は根っからの日本人ですので、一番日本がいいところと思っていますが、タイあたりを少し長く旅行していると、あの「マイペンライ」の気疲れしない、優しさが心地良くって、日本に帰ってくると慣れるまで疲れますよね。

優しい中国人

喧嘩相手と中国を旅行していたときのことです。

駅の切符売り場で、彼女は見知らぬ若者に話しかけられていました。

私は中国語は分かりませんが、何やら困った様子です。

彼女が切符を買うのを待っている間眺めていると、短い会話の後で、財布から小銭を出して若者に渡していました。

流石に、若者はお礼の挨拶をしていましたよ。

どういうことかと聞くと、スマホが使えないようで、現金を持ち合わせていなくて、切符が買えないと困っていたとのことです。

要するに日本で言えばスイカのチャージ不足でしょう。

私も一度ヒヤッとしたことがあります。

釣りに行くのに邪魔だから財布を持たずに出かけたときに、バスの乗車でチャージ不足でした。

幸い、千円札だけ現金を持参していたのですが、チャージは千円札でしか出来ないとのことでした。

私が千円札も小銭も持っていなくても、列の後ろの人は小銭を出してくれなかったでしょうね。

別にそうだとしても、普通のことで不親切とは思いませんが、当時の彼女の対応は優しかったなぁと、その時思い出しました。

 

案外と言ってはなんですが、中国人も優しくて親切な人は結構います。

日本語の響きに慣れている身としては、まるで喧嘩でもしているかのような会話を繰り広げていてとっつきにくい印象を受ける方も多いと思いますがね。

日本人からすると遠慮がないと映るかもしれませんが、感情を表に出してきて、理解しやすいし、ストレートな優しさで、慣れると案外心地よいもんです。

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