上海旅行は2泊3日で十分満喫出来ます。
成田からだと4時間かからないで着きますし、帰りはジェット気流に乗って、3時間以内で着いてしまいます。関空だったらそれよりも1時間くらい早いでしょうか。
それでは、有給休暇を1日取って週末上海旅行に行きましょう!
初めての上海オリジナルツアー
アフターコロナを見据えて今記事を書いていますが、便数がそれなりに出揃えば夕方までに着くフライトを選択するといいと思います。
安いチケットでも変な時間でなくて、日中出国して、日が落ちる前に到着する便を選べるでしょう。帰国もまた、朝食(乃至は昼飯)を食べてから空港に向かえると思います。
ここでは前提として、夕方にホテルに着いたと仮定し、初日の夕方以降から3日目の夜まで観光するとします。
それでは、宿泊予定のホテルまでトリップしましょう!

こちらの記事に市内までのアクセス方法について書いてありますが、1時間くらいみておけばいいと思います。
ホテルはどうしましょう?

上海のリーゾナブルなホテル
考えずにいくらでもお金をを使える身分ではない場合、ホテルをどうするかを考えないといけません。
旅行の目的が何か?にもよりますよね。ホテルでの滞在時間も旅の一部ですので、ゴージャスなホテルを選ぶのも一考です。
後程観光スポットとして紹介します世界第二位の高さをほこる「上海タワー」に世界一高い場所にあるホテルが今年オープンしました。

J hotel-Shanghai Tower ホームページより
どうせ観光で上海タワーの展望台に上るのだから、ホテルもここにしちゃえ!というのも一考ですが、世界一高いのは料金もなんて可能性もありますからね。
行きたい観光スポットへのアクセスを考えて、選ぶのも一考だと思います。
そのエリアの中で、予算と相談しながら決めるのがいいかと思います。
私が泊まったのは ハオ ドゥ ホテル (HAO-DU HOTEL)で、上の上の写真ですw
下のと見比べるとありゃりゃって感じですが、満足度すごく高かったです。
中心エリアの地下鉄8号線「大世界駅」の近くにあった経済的なホテルでしたが、とても便利でした。
絶対外せないスポット外灘、豫園、上海博物館と全て徒歩でいけましたし、ローカルグルメの食事処が周囲に沢山ありましたので。
では、このホテルに泊まったとして、実体験をベースにしたモデルコースを提案していきます!
「外灘」日暮れ前に行って、そのまま夜景まで

川沿いを散歩するのが、ザ・定番

対岸のライトアップは時間によって色が変わる
このエリアを上海というと思い浮かべる人も多いと思います。
初めての上海では外せません。
私は先ほどご紹介したホテルから歩きました。途中楽器ばかり売っている御茶ノ水のような通りもあって、街歩きも面白かったです。
夕方ホテルに着いて、日暮れ前の景色を楽しみ、夜には早すぎれば上海一の繁華街「南京路」でショッピングや夕飯を楽しんで、また戻ってくればいいかと。
このエリアはライトアップされるので、夜景も見どころがあります。
「南京路」は若者で溢れかえっている
外灘から歩いて直ぐですので、初日は外灘と南京路を散歩して、旨い中華料理を食べて、部屋に戻って疲れを癒しましょう。
上海一の繁華街ですが、東洋一とも言われる(ひと昔前と比べると寂れましたが)新宿歌舞伎町のような怪しさはありません。
大人の夜遊びスポットではなくて、健全な夜遊びスポットと言った印象でした。
買い物と食事を大人しく楽しみましょう。
ユニクロがあったので覗いてみました。
ところで、ユニクロってメイドインチャイナじゃないですか。だから、地元中国は日本より安いと思って買うつもりでいたら、あら意外、日本より高い商品の方が多いのです。
外灘から「人民公園駅」まで大通りを歩いて、地下鉄で宿に帰ると便利です。
「豫園」お土産どうでしょう

豫園

豫園
「おはようございます。朝飯食べたら、豫園に行きましょう」
一応、2日目の朝という体裁で。
広い心でお付き合いください。
豫園は混んでいます。そして、混んでいるだけのことはあって、観光しているな~っていう感じを味わえます。
料金を払って入るエリアも行ってみるといいですよ。歴史ある(1368~1644年)の庭園は、いかにも中国式といった感じで期待を裏切らない見応えがあります。
そして、兎に角広い!
約2万平方メートルの敷地には、昔の建物だけではなくて、昔の建物を模した商店街のようでもあって、ありとあらゆるお土産が買えます。
民芸品に衣料品、食料品、装飾品、おもちゃから本格(高い)骨董品までなんでもござれ。

庭園の外側にも店が軒を連ねる
海中心大厦(上海タワー)
ホテルには泊まらなくても、ここには来ます!
地下鉄2号線の「陸家嘴駅」から10分もかかりません。
ところで、私は展望台に上るのを目的でやってきましたが、上れませんでした。
何故か?

上海タワー
それは、曇っていたからです。
勿論、展望台は雲の上ですよ。
中の展示場には入れるけれど、雲しか見えないから展望台はクローズだと、チケット売り場での説明がありました。
残念でしたが、なかなか誠実な商売をしているなぁと思いました。
断られなければ私は入場していましたが、雲だけ見るのには高い金(大人料金:220元125階、 369元126階)払うことになりますからね~。
ところで、このタワーは高さは世界第2位ですが、展望台の高さは世界1位!です。
2位じゃ駄目なんですか?(って古いか)とは言わせません。
そして、そして、エレベーターの速さも世界1位です(分速1230メートル)!
そして、それは、メイドインジャパン三菱製です。
それにしても、こんな高いもの作ってしまうのだから、人間って凄いですよねぇ。それでもって、中国は好きですよね。こういうの作ってしまうのが。
「上海雑技団」は見応えたっぷりの近代サーカス

上海雑技団
東京オリンピックの体操は見応えありました。普通の人には出来ない演技を出来る選ばれし人達が、日頃の訓練を重ねて、漸く辿り着ける頂上での真剣勝負の連続でしたから。
雑技団も然り。
え~何でそんなこと出来るの~という人間離れした驚きの演技の連続ですからね。
技だけでなくて演劇的なエンタメ要素があり、音楽や映像も使って魅了し、笑いも誘い、見ている間飽きることなく楽しませてくれます。
連れは、チケットが高いのもあって、あなたが行きたければ付き合うよっていう消極的なノリだったのに、帰りには「いつか親を連れていきたい!」と子供のような表情で言っていましたからね。
おすすめします!
因みに上海には複数の雑技団がありますが、私が行ったのは上海馬戯城です。
こちらは料金が高めです。割引チケットを事前に購入していきましたが、それでも7~8千円くらいだったと思います。
B席でしたが前の方でしたので、珍しい自転車の漕ぎ方をする美人の表情まで良く見えました。この迫力ならAと迷ったけれどBにしておいてラッキーと思いましたよ。
ここに行くのにも地下鉄を使いました。
最寄駅は地下鉄1号線「上海馬戯城駅」で、そこから2分くらいです。
今のところ、空港から始まって、全ての場所に徒歩と地下鉄を使っていますよ~。
さて、明日はどうなることやら!?
「蘇州」行きたくても行けないのは何故?
「おはようございます。よく眠れましたか?」
ツアーガイド気取りへのお付き合い、ありがとうございます。
さて、今日は蘇州に行きます。
私よりも詳しい情報をお持ちのウィキペディアに歴史的なこととか蘇州の説明はお任せしまして、私は行き方をお伝えします。
もちろん地下鉄を使います。
新幹線の虹橋駅まで地下鉄2号線で行けます!
虹橋駅で新幹線に乗り換えて、約30分で蘇州駅に到着です。
さて、そぼ降る雨の中、私は虹橋駅まで予定通り辿りつきました。
さすがは晴れ男だけあって、雨は小雨になってきています。
よっしゃよっしゃと思いつつ、新幹線の駅へと向かったのではありましたが…。
な、な、な、な~んと、新幹線に乗れないじゃあ~りませんか!
ここはまるで空港のような雰囲気だなぁと思っていたら、まさにそうでして、まるで空港のようにパスポートが必要でした。

トホホホホホホ
万一の紛失に備えて、ホテルに置いてきていたのでした。
日本よりも中国の方がセキュリティがしっかりしているのですね!
町中監視カメラだらけだし、ほぼ強制電子マネーで個人の立ち寄り先や財布の中身もトラフィックしていますし…セキュリティなのか監視なのか分らなくなってきましたが…。
兎に角、日本人が新幹線に乗るにはパスポートが必要ですので、皆さん注意してください。
連れがどれほど楽しみにしていたかは知りませんが、「しょうがないねぇ」の一言で旅程の変更は承諾されました。
「虹橋駅」を起点として、何処を観光しましょうか?ということで、地図を開きました。
ガイドブックに付いている切り抜きのやつです。
パスポートは置いてきても、これはしっかりと持っているのですね。押さえるべきはきちんと押さえているところが、私がデキる男と言われる所以ですかね。(自分によって)
そして、私は見つけました。
まるで蘇州のような(勝手な想像)観光スポットを。それが、朱家角です。
「朱家角」運河に溶け込む味わいある町並み

地下鉄17号線「朱家角駅」から朱家角へは1.8kmと少し歩きます。
歩きながら町ってこうであるのが本当はいいのだよ。と思いました。
巨大資本が牛耳っているのではなくて、個人が夫々の得意分野で商売をしているというやつです。私はその時代に行ったことはありませんが、上海全体がそうだった頃の方が面白かったという意見は多いようですね。
怪我の功名とはこのことで、予定外にやってきた朱家角は楽しかったです。
美味しい麻辣湯とビールにありつけられたのが大きかったです。
え?飲み食いは観光と関係ないですって!?

いえいえ、観光も満足でした。
なんというか修学旅行的な観光地のムードで、豫園の縮小版のようでもありますが、こちらは水路がアクセントになっています。
船にも乗れますが、乗船時間の割りには高いです。
昔の雰囲気の町並みに、ひしめくように軒を連ねるお土産屋さんと、カフェ巡りが趣味の人を惹きつけるような類の店がそこそこあります。
上海蟹のようにしか私には見えない蟹(連れは違う種類の蟹だと主張していました)が、昨日食べた上海蟹の1/10の値段で売っています。

「上海博物館」お宝だらけで困ってしまう
蘇州に行っていたら寄る時間はないと思いますが、なんでも鑑定団を楽しく見た経験のある人でしたら、立ち寄るべしです。
いちじゅうひゃくせんまんじゅうまんひゃくまんせんまん…
鑑定団の基準で査定したなら、全部で100億以上の価値は軽くありそうに思いました。

3日目を蘇州に行くのでしたら、2日目に時間調整して行くことをオススメします。
最終日の午前中の時間が使えるなら、そのときでもいいかもしれませんが。
私は閉館時間になって見れなかったところを見たくて、もう一度最終日の午前中に無理して寄りました。その旅程変更が後に運命を変えることになるとも知らずに…。
美味しい食事とマッサージ
最後の夜はやはり美味しい中華料理と疲れを癒すマッサージがよろしいかと。
観光客向けではなくて、路地のローカル相手に商売しているマッサージは、日本の1/3くらいの値段でやってくれているところもあります。
食事もガイドブックに載っているところやホテルで食べるのもいいですが、このようなローカル向けの食堂に行ってみるのもいかがでしょうか?

蘇州に行けないアクシデントはありましたが、最後まで移動手段は地下鉄一本を貫けて嬉しく思いました。
帰路は飛行機に間に合わないなんてことのないように、予定した時間に間に合うように行動してくださいね!
それでは、皆さんお疲れ様でした。
